偶然と必然―現代生物学の思想的問いかけ

  • みすず書房 (1972年10月31日発売)
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本棚登録 : 360
感想 : 19
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久方ぶりに読みましたが、こんなに超絶レベルでしたか。
当方の衰えかそれとも当初からそんな能力さえなかったのか、いずれにせよいささか内容についていけず★3つ、挑戦的かつ野心的内容は本来★5つの本なんだろうと思う。
生物にとっての本質は保存であって、進化の契機は偶然に過ぎない。
加えて進化と言えるものになるかはその保存機能によって選別されるってこの主張、相当に攻撃的ではないかな?
その裏に様々な西欧哲学への痛烈かつ根源的批判の意図をこの学者が込めているように素人の当方でも何となく感じ取れるだけに。
一度生物学を生業としている友人に聞いてみますかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年12月7日
読了日 : 2013年12月7日
本棚登録日 : 2013年12月7日

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