沈める滝 (新潮文庫)

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感想 : 58

閉ざされた大自然の中で、人工的なダムを造るという使命を帯びて、寝食を共にする男たち。使命よりも動かしがたく冷たい自然を愛し、越冬を望んだ主人公。感動できない物しか愛せない彼は、三島作品の中でも特に冷たく残酷な男だと私には思えました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 三島由紀夫
感想投稿日 : 2011年12月6日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年12月6日

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