閉ざされた大自然の中で、人工的なダムを造るという使命を帯びて、寝食を共にする男たち。使命よりも動かしがたく冷たい自然を愛し、越冬を望んだ主人公。感動できない物しか愛せない彼は、三島作品の中でも特に冷たく残酷な男だと私には思えました。
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カテゴリ:
三島由紀夫
- 感想投稿日 : 2011年12月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年12月6日
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