2017.8.9.瑛子の年下の元同僚円が偶然、自宅のマンション近くでカフェを開いていた。6年前、瑛子は会社を辞めてカフェを開きたいという円の計画を聞き、そんな甘いもんじゃないと冷や水を浴びせるような反応をしてしまう。偶然入ったカフェで再会した円はそんな瑛子を温かく迎え、いつの間にか瑛子はそのカフェの常連になっていく。カフェのコンセプトは円が世界各地の旅先出会った様々な料理やスイーツを円が丁寧に再現したものだった。
章ごとに紹介される聞いたことのない料理やスイーツに心惹かれた。久しぶりにページをくるのが止められない作品に出会った。また、だんだん明らかになる、何も問題なく見える円の背景にある複雑な事情が伏線にあり、物語としても良く出来た作品だと思った。
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- 感想投稿日 : 2017年8月9日
- 読了日 : 2017年8月9日
- 本棚登録日 : 2017年8月9日
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