自分の努力は報われず、壊れて行く環境。
一方で、自分がいない世界では自分が手にしたい、したかった未来がある。
思春期特有の達観しているような感じ、無気力感は秀逸でした。
最後、彼がどういう選択をしたのかやはり気になります。
どうしようものない無力感に消えたくなったままだったのか。
それとも、誰でもない彼が本音をこぼしたことで、これからは彼として生きていくようになったのか。
再読した時、印象が変わるお話のような気がしています。
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- 感想投稿日 : 2014年8月3日
- 読了日 : 2014年7月31日
- 本棚登録日 : 2014年8月3日
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