今更ながら小畑×大場コンビ作品を読むのは初めてである。
中学の卒業式、世を儚んで自殺しようとした明日(ミライ)の前に現れた天使。あらすじを活字にするとどうしても陳腐に感じてしまうけど、「天使」「翼」といった「幸福」をイメージするモチーフを扱いながらも、全体に漂う厭世観、エグさ、欲にまみれた醜さが逆に際立ってしまう展開がすごい。
13人の天使が選んだ人間13人の中から次の「神」を決める。生きていくことに前向きになった矢先、この「神」選びに巻き込まれたことがわかって戸惑う明日。天使達の様々な思惑もあり、先が読めない分ゾクゾクされられっぱなしだ。
何より魅了されたのが、小畑さんの圧倒的な画力!美しい画面に釘付けになりました。天使のナッセもかわいらしい。今後の展開が本当に楽しみ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2016年6月7日
- 読了日 : 2016年6月7日
- 本棚登録日 : 2016年5月31日
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