プラチナエンド 1 (ジャンプコミックス)

  • 集英社 (2016年2月4日発売)
3.41
  • (31)
  • (76)
  • (107)
  • (26)
  • (6)
本棚登録 : 1353
感想 : 75
4

今更ながら小畑×大場コンビ作品を読むのは初めてである。
中学の卒業式、世を儚んで自殺しようとした明日(ミライ)の前に現れた天使。あらすじを活字にするとどうしても陳腐に感じてしまうけど、「天使」「翼」といった「幸福」をイメージするモチーフを扱いながらも、全体に漂う厭世観、エグさ、欲にまみれた醜さが逆に際立ってしまう展開がすごい。
13人の天使が選んだ人間13人の中から次の「神」を決める。生きていくことに前向きになった矢先、この「神」選びに巻き込まれたことがわかって戸惑う明日。天使達の様々な思惑もあり、先が読めない分ゾクゾクされられっぱなしだ。
何より魅了されたのが、小畑さんの圧倒的な画力!美しい画面に釘付けになりました。天使のナッセもかわいらしい。今後の展開が本当に楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2016年6月7日
読了日 : 2016年6月7日
本棚登録日 : 2016年5月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする