テレビ標本箱 (中公新書ラクレ 231)

著者 :
  • 中央公論新社 (2006年11月1日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 8
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ナンシー関のテレビコラムを愛読していた私、彼女が亡くなってだいぶ経つ今でも、「あ〜こんな事件、ナンシーだったらどう斬ってくれただろうな〜」なんて思ってしまう。だが、ようやく「ポストナンシー」と思える仕事をする人に出会えた!コラムニスト・小田嶋隆。
ナンシーの魅力といえば、その毒舌と消しゴム版画による似顔絵。小田嶋氏は毒舌っぷりを見事に継承。それだけでも十分だが、似顔絵もなかなかの腕前なんである。決して二番煎じではない、小田嶋氏の視点からの辛口批評。痛快だった。久々にスカッとした。
読んでつくづく思ったよ。テレビって一体何なんだろう…そして、どんな方向に向かうんだろう、と。そう思いつつも、ダラダラ見てしまうんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書・NF
感想投稿日 : 2007年4月4日
読了日 : 2007年4月4日
本棚登録日 : 2007年4月4日

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