この絵本が発売された頃だったろうか、ずいぶん昔の「MOE」で絶賛されていたのを覚えている。
そのままずっと読む機会がなかったが、今回友人から譲っていただき、ようやく読んだ。私が知ってるセンダック作品はコミカルなものばかりだったので、美しく重厚な絵にひきこまれた。
すごく素敵な話なのだが、同時にすごく哀しくもある。それは多分自分が母親にすごく共感してしまったからだろう。母親がどんな思いで愛娘のミリーを手放し、そしてどんな思いで彼女の帰還を待っていたのか…考えただけで胸が潰れそうだ。もっと早く出会っていたら、自分はどんな解釈をしただろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本・児童文学・YA
- 感想投稿日 : 2008年3月26日
- 読了日 : 2008年3月26日
- 本棚登録日 : 2008年3月26日
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