ミリー: グリム童話 天使にであった女の子のお話

  • ほるぷ出版 (1988年12月25日発売)
3.99
  • (26)
  • (17)
  • (23)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 209
感想 : 35
5

この絵本が発売された頃だったろうか、ずいぶん昔の「MOE」で絶賛されていたのを覚えている。
そのままずっと読む機会がなかったが、今回友人から譲っていただき、ようやく読んだ。私が知ってるセンダック作品はコミカルなものばかりだったので、美しく重厚な絵にひきこまれた。
すごく素敵な話なのだが、同時にすごく哀しくもある。それは多分自分が母親にすごく共感してしまったからだろう。母親がどんな思いで愛娘のミリーを手放し、そしてどんな思いで彼女の帰還を待っていたのか…考えただけで胸が潰れそうだ。もっと早く出会っていたら、自分はどんな解釈をしただろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本・児童文学・YA
感想投稿日 : 2008年3月26日
読了日 : 2008年3月26日
本棚登録日 : 2008年3月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする