意識のリボン

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著者 : 綿矢りさ
いちきさん  未設定  読み終わった 

綿矢りさの深層に入りこんでしまったかのような、むき出しの生々しい文章で、心情描写とかのレベルを超越して脳内をのぞき見しているような感覚になりました。
「エッセイ?実話?決意表明?」と尋ねたくなる部分が途中で何度もあったり。
読んで何かを考える小説ではなく、体験型VRのような不思議な読後感。迫力はあったけど、そのインパクトが強いせいか逆に内容はほとんど抜け落ちてしまった。
ただ「履歴の無い女」だけは幾らか覚えてる。
結婚後の新居に遊びにきてくれた妹とキッチンに並んで立ち、夕飯をつくる間のささやかな会話のやりとり。
マリッジブルーのような姉に、一足先に主婦になり子育てもしている妹が話したとある告白。
子育てにおいての洗脳のような"普通"ってわかるなぁ。それがするりと解かれるときの瞬間も、私は経験したことがある。
肩書きが変わっても、失くしたと思っても、きっと消すことなんてできやしない本質がある。

レビュー投稿日
2017年12月20日
読了日
2017年12月20日
本棚登録日
2017年12月20日
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