灰色やしきで暮らすネズミたちは、昼間はじっとしていますが、夜になると
好き勝手な事をして大さわぎです。
ある日、台所のドアが開いていることが発覚しました。
外からの侵略者におびえるネズミたちには、大問題です。
大統領のゲオルグが皆を集め、さっそく話し合いが行われました。
ネズミたちは、いつも問題が起こると多数決で解決してきたのです。
でも今回は違いました。
いばりんぼうのビリーが言いました。
「のんびり話し合いなんてしていたら、猫にやられてしまう!
一人が何でも決めてしまえば簡単だ。必要なのは大統領じゃなくてボスだ!」
みんなは、それもそうだと思いました。
そしてビリーのもとで、猫が来たらすばやく逃げる訓練をしたり、
行進の練習もしました。
それぞれが住む区分を決めたので、元大統領や1匹だけみんなと違う白い色の
リリィは、エサのない部屋を割り当てられてしまいました。
リリィに割り当てられたのは、図書室でした。
他にすることがないリリィは、本を読むことを覚えました。
さて、ボスになったビリーは、どんどん自分勝手な事を言うようになって
きました。
みんなは以前の暮らし方の方が良かったと思い始めますが、ビリーが怖いので、
今はしぶしぶ言うことをきいています。
なんとかしなくちゃ。
本を読んで賢くなったリリィが、活躍します。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
動物
- 感想投稿日 : 2013年2月26日
- 読了日 : 2013年2月5日
- 本棚登録日 : 2013年2月5日
みんなの感想をみる