新は自分の半身、大切な恋人、なのに先輩と浮気した夏樹。新ごめんと思いながら先輩とズルズルと体を重ね、そして遂に新にその関係を知られてしまう。銭湯での浮気発覚のシーンは胃がキリキリするくらいリアル。最後一回やろうと誘う夏樹は先輩の「大事な奴の顔を思い出せ」という言葉に「一瞬だけ忘れた、ハハ」と返し、新にそれを聞かれてしまう。他の男とセックスしていた事よりもこの言葉ってキツイよね。BLに自分を反映したり、もし私だったら、と思う事はないけれど、忘れたなんて言われたら私はその人と向き合う事は出来ないって思う。新の心情に同化してとてもしんどい話だったけど、それでも読んで良かったし、最高評価しかない作品。
読書状況:読み終わった
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Renta
- 感想投稿日 : 2017年9月1日
- 読了日 : 2017年9月1日
- 本棚登録日 : 2017年9月1日
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