本書の表紙には、「中国人によって中国人のために書かれた日本および日本人の解説書」と書かれている。
実際、著者は王志強という中国人で(ただし日本に来て20年ほどになるらしい)、小林さゆりという人が翻訳している。
この本が日本語に翻訳され、日本で販売されるきっかけとなったことが、本書のあとがきに書かれている。それは、翻訳者小林氏が北京の本屋で何気なく本書を手に取ったことだった。
小林氏も、中国人による日本論という点に興味を覚え、本書の内容に感銘し、本書を翻訳することとなったようだ。
私も、中国人による日本論というところに興味を抱いて本書をに手した。
内容はといえば、日本や日本人をあれこれ面白おかしく書いており、その内容は8割~9割は当たっていると思われる(反中思想をお持ちの方は、それを素直に認められないだろうが)。
日本批判がやや鼻につくところもないではないが、その部分も含めて、虚心坦懐に中国人による日本(人)論に耳を傾ける度量を持ちたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2010年3月21日
- 読了日 : 2010年3月28日
- 本棚登録日 : 2010年3月28日
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