ファーストアルバム ごあいさつ(紙ジャケット仕様)

アーティスト : 高田渡 
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5

「値上げ 」   1971年

作詞:有馬敲 作曲:高田渡 歌:高田渡


♪ 値上げは ぜんぜん考えぬ

年内 値上げは考えぬ

当分 値上げはありえない

極力 値上げはおさえたい

今のところ

値上げはみおくりたい

すぐに 値上げを認めない



値上げがある

としても今ではない

なるべく値上げはさけたい

値上げせざるを得ないという

声もあるが

値上げするかどうかは

検討中である

値上げもさけられない

かもしれないが

まだまだ時期が早すぎる



値上げの時期は考えたい

値上げを認めたわけではない

すぐに値上げはしたくない

値上げには消極的であるが

年内 値上げもやむを得ぬ

近く 値上げもやむを得ぬ

値上げもやむを得ぬ

値上げにふみきろう




わが酩酊放蕩フォークシンガー 高田渡 死して11年、大酒飲まないでもっと節制して生きていれば今年まだ67歳。

一方、娑婆では京都銀行支店長まで勤めるかたわら70年代にフォークソングに伴走というより圧倒的な影響を与えたり、読む詩より朗読詩を深く提唱した詩人の有馬敲は、宗教学者の山折哲雄や建築家の磯崎新、映画監督の山田洋次や俳優の香川京子・八千草薫、小説家の大谷羊太郎や数学者の広中平祐などと同じ1931年生まれの84歳でご存命。

嗚呼、高田渡!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年4月5日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年4月5日

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