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春琴抄 (新潮文庫)についてのマギーさんのレビュー


春琴抄 (新潮文庫) 3052人が登録 ★3.83

著者: 谷崎潤一郎 
本 / 新潮社 / 106ページ / 1951年02月02日発売

レビュー by マギーさん

古典   読み終わった  読了日 : 2012年01月20日  3  登録日: 2012年01月19日

二人だけの世界から抜け出れなくなって現実世界との境界線がなくなってしまった夫婦?恋人?の物語、大人と子供は違う世界を生きていると私は思うが男女の恋愛のなかにある二人だけの世界は人にもよるが子供の世界に近いことが多いような気がする、佐助と春琴のお互いに対する欲望は通常は大人になるにつれてだんだんと抑制されていき、社会に適合できるようになっていくのだが、それが出来ない二人がお互いに自分の本性を晒し合うことで二人の世界をつくり陶酔している、簡単に言えばドSとドM。思いっきりいじめたい女といじめられたい男、そんな変態はなかなかいないからお互い相手を「かけがえのないあなた」と思う、その裏には通常は変態な自分への苦しみがあるのだがあんまりそこは書かれていない。個人的には佐助に二村ヒトシさんの本をプレゼントしたいです。 レビュー登録日 : 2012年01月20日


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