戦争を書いたものが苦手でしばらく読む勇気もが出ず、ようやく読了。
複数人の証言から一人の人間の生き様とともに戦争を描いており、話の構成が面白かった。証言者達が繋がって、いろいろな事実が明らかになる流れは引き込まれ、一気に読めた。
普段戦争の本を読まないので、そう感じるのかもしれないが、全体として綺麗に書かれすぎているようにも思えた。そのために読みやすいとも言えるのだろうけれど、強烈な戦争への恐怖が湧かなかったことを、良かったと思って良いのか、少し複雑な気持ちになった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月20日
- 読了日 : 2017年6月20日
- 本棚登録日 : 2017年6月20日
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