十二国記の前日譚
教育実習で母校の高校に戻った広瀬。
他の生徒と何かが違う、高里。
幼い頃に神隠しにあった高里には行方不明時の記憶が無いものの、
周囲は高里に関わると呪われると信じるものが多い。
高里に何の悪意も自覚も無いままに、高里の周囲で不可解な事象による犠牲者が増えていく。
広瀬は必死に高里を守る。
ここは自分の本来いる場所ではない気がする、故国喪失者
二人の共通点だったはずが、同時に決定的な相違点にもなってしまう。
幼い頃の行方不明時の記憶を徐々に思い出していく瞬間、本来の自分を取り戻した高里は
もはやここにいてはいけない、この世の人間では無くなっていた。
目眩がするほどの被害
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
シリーズもの
- 感想投稿日 : 2016年12月21日
- 読了日 : 2016年7月12日
- 本棚登録日 : 2016年12月21日
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