魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年6月27日発売)
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十二国記の前日譚


教育実習で母校の高校に戻った広瀬。
他の生徒と何かが違う、高里。

幼い頃に神隠しにあった高里には行方不明時の記憶が無いものの、
周囲は高里に関わると呪われると信じるものが多い。

高里に何の悪意も自覚も無いままに、高里の周囲で不可解な事象による犠牲者が増えていく。

広瀬は必死に高里を守る。

ここは自分の本来いる場所ではない気がする、故国喪失者
二人の共通点だったはずが、同時に決定的な相違点にもなってしまう。

幼い頃の行方不明時の記憶を徐々に思い出していく瞬間、本来の自分を取り戻した高里は
もはやここにいてはいけない、この世の人間では無くなっていた。

目眩がするほどの被害

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: シリーズもの
感想投稿日 : 2016年12月21日
読了日 : 2016年7月12日
本棚登録日 : 2016年12月21日

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