大学時代ほとんど触れなかった分野、地政学。
今更ながら基礎だけでも触れておこうと思い手にとったのが本書。
地政学の分野の有名所、イギリスのマッキンダー、ドイツのハウスホーファー、アメリカのマハンについて彼らの理論を、
その思考の背景となった各国、地方の歴史や政治・経済状況などと合わせて解説しています。
まさに入門書。政治学専攻してた人が卒業後に読んでなるほどな、とか思うのもレベルが低すぎるのかもしれないけど、アメリカのモンロー主義から続く外交戦略の性格とマッキンダーのハートランド理論の関係を説明するところとか、なるほどなーと思った。
日本では取り上げられることの少ない分野という印象だけど、
現代史を学ぶときにはむしろもっと使った理解しやすいんじゃないかと思う。
地理、歴史、経済など色んな分野の総合学問だから難しくはあるけど、
この本ぐらいの内容なら高校ぐらいでやってもいい気がする。
単純な知識だけ詰め込んでも、日々テレビや新聞で流れるニュースをどう理解していいか全然分からん!という中学高校あたりで考えてたことを読みながら思い出してました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
【本】社会・政治・法律
- 感想投稿日 : 2014年6月22日
- 読了日 : 2014年6月22日
- 本棚登録日 : 2014年6月22日
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