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死人を恋う (光文社文庫)についてのみお あまとさんのレビュー


ホラーなんて怖くない!»

大妖雑記覚書版。 ホラー多数。でも雑食。

死人を恋う (光文社文庫) 127人が登録 ★2.97

著者: 大石圭 
本 / 光文社 / 309ページ / 2005年09月08日発売

レビュー by みお あまとさん

その他ホラー小説   読み終わった  読了日 : 2010年06月18日  登録日: 2010年06月18日

今回の話はオイラが大好きな感じのモノでした。


簡単な粗筋。
クリスマスイブの日に死のう――。
そう考えて山奥まで車を走らせた「僕」の目の前に、六人の男女が姿を現した。
彼らは自殺サイトで知り合ったらしく「僕」に気づかず、目の前で命を終えた。
その中の一人の少女に心を奪われた「僕」は――。


スイマセン、今回結構ネタバレ含みます。
ラストの落ちとかストーリーまでは言わないが、簡単な内容を話してしまうので……。
しかもかなり異常な世界です。
そういうのが駄目な方は避けて通ってください。



以前この小説を買った時に『殺人勤務医』や『湘南人肉医』みたいな話だろうと予想していたのですが。

その通りでした。

いやぁ、いいですよ。最高です。
簡単に言えば『湘南人肉医』はカニバリズムという禁忌。
この『死人を恋う』は、いわゆる、死姦という禁忌です。
死体しか愛せないという異常な人の話なんですよ。

趣味悪いと言われればそれまでだ。
でもこれが面白いんだ……!

人間と接するのが怖いという、最近流行り(?)の性格。
その咎が外れてしまって死体を愛することしかできなくなってしまうのですよ。
「引きこもり」だの「ニート」だのという人たちが増加しているからこそ、異常な性癖がリアルに思えましたよ。


でもやはりそれは理解し難いもの。
『湘南~』を読んだ後は、美味しそうなんてイケナイ感想を持ってしまったが。笑
今回のコレはそういうわけにはいかないのですよ。
結構嫌悪感もありました。
いや、嫌悪というか何だろうな……『湘南~』とは違って絶対に真似したくないというのが感想。
愛した者が腐敗していく様が妙にリアルなんですよ。
そんなの絶対に嫌です。


現実にいた異常殺人者の話を読んだりするのは好きだったが……。
客観的にではなく、本人の視点だったりするとかなりヤバイんだろうな、と今更ながら思いましたよ。
ゲイン(昔の有名な殺人者です)の話とか大石氏に書いてもらいたいなあ。笑


こんな異常な話、読みたいと思う人いるのでしょうか……。
オイラは好んで読みますけどね。笑
興味のある方は一読あれ。
ストーリー的には結構おもしろいので。



最後に余談。
「死姦」が変換できなかったことにショックを覚えてます。
まぁ……誰がそんな言葉使うんだって話ですけどね。笑 レビュー登録日 : 2010年06月18日


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