何か、すごくじわじわくる話。
主人公の『僕』は他人と関わることがうまくできず、ひとりで東北の街に暮らし始め、その街に架空の鉄道を走らせることに熱中するの。
そのさまが延々描かれるから、この話はどう終わるのか…と思いながら、だけどその行動の詳細がおもしろくて読んでいたら、ある大きな出来事が…。
そこからの『僕』の行動や思いがまたおもしろくて…何か『僕』が愛おしくなりました。あの出来事の後の周りの人たちも私と同じ思いで『僕』を見てたんじゃないかしら…『僕』が気づいてないだけで。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
★5つ
- 感想投稿日 : 2012年8月3日
- 読了日 : 2012年8月2日
- 本棚登録日 : 2012年8月3日
みんなの感想をみる