架空列車

著者 :
  • 講談社 (2012年7月6日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 20
5

何か、すごくじわじわくる話。
主人公の『僕』は他人と関わることがうまくできず、ひとりで東北の街に暮らし始め、その街に架空の鉄道を走らせることに熱中するの。
そのさまが延々描かれるから、この話はどう終わるのか…と思いながら、だけどその行動の詳細がおもしろくて読んでいたら、ある大きな出来事が…。
そこからの『僕』の行動や思いがまたおもしろくて…何か『僕』が愛おしくなりました。あの出来事の後の周りの人たちも私と同じ思いで『僕』を見てたんじゃないかしら…『僕』が気づいてないだけで。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ★5つ
感想投稿日 : 2012年8月3日
読了日 : 2012年8月2日
本棚登録日 : 2012年8月3日

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