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大学に入ってから読んだ本・・・・少ない・・・・。
レビュー by Mocambiassoさん
22歳にしてようやく「吾輩は猫である」を読んでみる。
漱石の本は「こころ」についで2作目。
レビューなんてのは全く自分の無知蒙昧を広めるだけのものであると思うけれども、せっかく読んでみていろいろ思うところがあるので書くことにする。
やはりまず第一に感じたのは、猫に語らせることの妙である。
人間ではなく、猫自身が語ることで、社会科学的に言えば、漱石自身の鋭い観察眼及び人間のバイアスをより鮮明に対象化することに成功していると思う。皮肉も人間が語るよりもずっと効いてくる。正直、ギャグ漫画を読んでいるような心持であった。
クライマックスで、人間どもに一種の漱石的講義(?)を語らせ始めたかに見えた時は、漱石の社会に対する鋭い指摘・観察眼に大いに感心しながらも、興ざめしながら読んでいたが、最後にやはり「人間同士の嘲笑を猫が嘲笑する」という本書の面白さをしっかり押さえて終わっていた。
また、明治初期の日本は封建社会から資本主義社会への大転換を迎えていた。物語のクライマックスで語られていたような諸個人の自由・不自由の新たな発現から、多数の人々と同様、彼自身も逃れることができないことを感じていたに違いない。そして、自身をも一人の登場人物として対象化し、当時の日本社会における人間的状況をより一層浮き彫りにすることを猫に託したのではないだろうか。
と、無知をさらけだすことの恐怖。。。
だがそう思ったのでそう書いておくことにする。
とりあえず面白かったが、500ページを超えてて非常に長い。つかれた。
レビュー登録日 : 2011年08月18日
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