日本の記録映画界において、とにもかくにも論じられなければならない亀井文夫監督の記録と発言を、後輩も谷川義雄さんが編集した一冊。記録映画における意図的な再現シーンの活用(いわゆる、ヤラセ!)を積極的に認める亀井監督の理論について、まずは耳を傾けることも必要だろう。それと共に、あの時代状況の中で映画人には何ができたのか、落ち着いて考える契機にもなる本である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年3月4日
- 読了日 : 2014年3月3日
- 本棚登録日 : 2014年2月25日
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