小説は通勤の友! 最近のお気に入りは森見登美彦氏。
rikakaさん
江國 香織
文藝春秋 (2005年01月15日)
小説
私にとって決して読後感がほっとする作品ではありませんでした。 でもだからこそ現実味があった気がします。 主人公夫婦は結婚10年目で、子供のいない夫婦。 読んでいて際立つのは、妻のたくさんの問いかけにも ほとんど生返事な夫の態度です。 そんな夫の...
集英社 (2008年09月17日)
雑誌(連載)
森見登美彦 ヨイヤマ万華鏡≪宵山万華鏡≫ ヨイヤマ万華鏡シリーズ最終回。 感想は後日。 【ヨイヤマ万華鏡シリーズ】 単行本化を心待ちにしているシリーズです。 各話読みきり、主人公は各話別。キーワードは宵山。 祇園祭の宵山の独特の雰囲気を「さ...
野沢 尚
読売新聞社 (1998年07月)
亡き野沢尚氏の向田邦子賞を受賞した年の作品。 きっとそれはフジテレビで放送された「眠れる森」が 受賞対象だったんだろうけれども、同時期にNHKで 放送されたのが本作。 両作品とも拝見しましたが、私はこの「結婚前夜」 がとても印象深く残っています。 そ...
新潮社 (2008年08月22日)
雑誌(読みきり)
森見登美彦 「真夏の人々」 ひさびさに詭弁論部の『芹名』と『茅野』も登場。 彼らが活躍したのは「走れメロス」以来。 芹名に関しては、yomyomの「或る失恋の記憶」にも ちらりと登場していた。 で、今回は伊藤くんと三浦さんという京大生 のカップルを...
集英社 (2008年07月17日)
森見登美彦 ヨイヤマ万華鏡≪宵山迷路≫ やられた! これが読後の感想です。前作、≪宵山回廊≫の 最後、この世界から去っていく叔父を追おうと する主人公を止めた青年が、叔父の身に起こっ た不思議な出来事をただ「信じます」と言って 受け止めた本当の意味...
姜 尚中
集英社 (2008年05月16日)
新書
何気なく書店の平棚の中で目に付いた本書を手に したのだけれど…。 すごく私にガツンときました。 まだ一読しただけですが、私は本書を手放すこと はないような気がします。 それくらいに興味深い内容だったし、わかりやすい 切り口・表現でした。 悩みに苦...
森見 登美彦
光文社 (2008年08月21日)
エッセイ
作者森見氏曰く「スーパーフィクション」の本作品。 私は森見氏の小説同様に楽しませていただきました。 作者が大学院で竹の研究をされていたことは周知のこと ですが、その竹への思いの深さが、いつものように 独特の表現で楽しく書かれていた。 そして最後...
祥伝社 (2007年03月13日)
島敦「山月記」 芥川龍之介「藪の中」 太宰治「走れメロス」 坂口安吾「桜の満開の木の下」 森鴎外「百物語」 5つの短篇名作を近代文学のリミックス集(帯表紙より) はとして書かれているのがこの作品。 百物語以外の作品は、これまでにいろいろな経緯...
パトリック マクドネル Patrick McDonnell
あすなろ書房 (2005年10月)
絵本
大人になって、絵本って大人にこそ必要だな、って 思うことがたびたびあります。 そして、人へのささやかなプレゼントにわかり やすく気持ちの込められるのも絵本だとも。 この本は、妹が私が結婚を機に家を出るときに 贈ってくれた絵本です。 おくりもの...
佐々木 丸美
講談社 (1979年02月)
孤児シリーズ 第3冊目 孤児シリーズの最終の物語。 前2作の従姉妹2人以上に、過酷な運命の中で成長してく 主人公。 それでも彼女の周りには他の二人にはなかった家族という 存在(父方の親戚家族ではあるが)がある分、家族の物語 ともとれる。 佐々木...
佐々木丸美
復刊ドットコム (2007年01月16日)
孤児シリーズの2作品目。 少女たちの成長と恋愛模様もたのしめるけれど、 この作品は、自分が年を重ねていくほどに、深みの 感じらるせりふがたくさんちりばめられている。 それは主人公の少女たちの周りにいる大人の女性 が苦しい恋愛の中でみつけた、真実の...
佐々木 丸美 味戸 ケイコ
ブッキング (2006年12月16日)
所蔵は講談社文庫なのですが、2008年に復刊されたこちらをアップ。 この『雪の断章』から始まり、『わすれな草』『花嫁人形』と 企業のお家騒動に巻き込まれた3人の従姉妹の愛の物語です。 そんな中でこの作品は、3部作の最初の小説としても読める けれども、...
日本文藝家協会 編
徳間書店 (2008年06月06日)
森見登美彦 『蝸牛の角』 いつにも増して、偶然・関係・無関係が入り乱れ、 小難しさに拍車がかかった作品。でもそれに 拒絶反応を示さずにいられるのは、登場人物の 単純さやおかしさが際立っているからかも しれない。 その不可解さに挑むかのごとく、私が...
梁 石日 梁 石日
幻冬舎 (2004年04月)
川上 弘美
集英社 (2008年04月02日)
陳惠運
ゴマブックス (2007年12月05日)
うむ。 中国の方が書いた中国の実情だからこそ、とても 重みの或る本でした。 この中国に限らず、『井の中の蛙、大海を知らず』 という言葉が浮かびました。 とはいえ、これは世界の人は基より、近い将来の 中国人にとって、放っておいてはいけないことな ...
幻冬舎 (2008年06月28日)
たぬきシリーズ第2部の第三話 「大文字納涼天狗合戦」
幻冬舎 (2008年02月28日)
たぬきシリーズ第2部の第二話 「南禅寺玉瀾」
幻冬舎 (2007年10月27日)
たぬきシリーズ第2部の第一話「二代目の帰朝」
幻冬舎 (2007年09月25日)
奇想天外なお話作りは森見さんの得意な作風だと思っていま したが… 奇想天外 + ファンタジー =たぬきや天狗のお話 ときて素敵な家族のお話にできるのは、やっぱり森見さん しかいない気がします。 こんな素敵なお話を、人間設定でしてしまうと照れく...
堤 未果
岩波書店 (2008年01月22日)
本当の意味で怖い国だな、というのが読後のアメリカの印象。 大抵は有事の時は自国民を守り、他国民を犠牲にするものだが アメリカは「自国民さえ」、おまけに「生活弱者の」の命をも 国の政策でビジネスにする。 軍事ビジネスしかり、社会保障しかり。 この...
吉田 修一
朝日新聞社 (2007年04月06日)
なんというか…読んでいて非常に重いテーマなんだけれど、 がっつりと読み応えがありました。新聞小説らしい作品。 私は吉田修一氏の作品は「パークライフ」と「東京湾景」 を読んでいたんですが、芥川賞を獲った「パークライフ」 よりも「東京湾景」の語り口のほ...
さだ まさし
幻冬舎 (2003年12月)
一番最初にこの作品を読んだのは電車の中で、私は涙をとめる ことが出来なくて困ったことを記憶しています。 映画化を耳にして軽い気持ちで手に取ったこの作品は、とても 切ない話なのだけれども、長崎の風景とともに私の中で とても印象深い作品になりました。 ...
伊坂 幸太郎
実業之日本社 (2005年12月10日)
伊坂作品にはかなりの割合で「痛み」が描かれていると思う。 「アヒルと鴨のコインロッカー」の動物虐待事件、事故死、自殺。 「重力ピエロ」の主人公の弟の出生の秘密。 そしてこの「砂漠」では鳥井君の身に降りかかる不幸な事故。 でもどの作品も暗さや重さ一...
講談社 (2007年05月15日)
短編という名の長編だという触れ込みにうそはなく 何よりそれぞれの短編の並べ方がセンス有り! そういう並べ方をしてきたかあ(笑)と思いました。 つまりオチは最終話の中、陣内くんがどんな 方法で(格好で?!)嫌悪し軽蔑する父親を 吹っ切ったのか、とい...
東京創元社 (2006年12月21日)
面白いなあ、だまされたなあ。 これが読後のまず最初の感想。 「陽気なギャングが地球を回す」で伊坂作品に 魅せられ、その勢いのまま読みました。 会話や主人公の独白の独特のリズム、言葉遣いが好きです。 ただ最初に読んでから数年経ち、猫を飼うようになっ...
新潮社 (2007年11月29日)
2008年6月13日 1回目読了 2008年6月16日 2回目読了 後日アップする最終的な感想の前に一言 賞取りも念頭にして狙ってきたのかな? 私的には「チルドレン」や「砂漠」のような 深刻さも突き抜けるような表現で書かれた作品 のほうがすき...
万城目 学
角川書店 (2007年11月)
これは前作「鴨川ホルモー」の別バージョン。 こういう作りは、前作の不明部分を解き明かされたり していておいしい。 私的には「鴨川ホルモー」のおなじみキャラである 凡ちゃんこと楠木ふみちゃん登場の「ローマの休日」と チョンマゲ高村くん登場の「長持の...
産業編集センター (2006年04月)
まず表紙買いだったことを告白(笑) 四条通り(どん詰まりの八坂神社がツボ)を浴衣の一団。 中にチョンマゲ男。 この表紙にほれてしまいました。 小説を読み始めれば爆笑しっぱなしでした。 京都を舞台にしたのも、この奇想天外のお話を 納得させる上で必要...
高村 薫
新潮社 (1994年01月)
新潮社 (1995年03月)
講談社 (1992年03月25日)
講談社 (1999年02月08日)
「わが手に拳銃を」の大幅改稿された作品。 全く別作品として私の中では存在しています。 なによりも主人公の母が ・拳銃に撃たれて死んでしまう(「わが手に拳銃を」) のと ・不法滞在していた中国人と駆け落ち(「李欧」) とでは、読み手が描く主人公の雰...
毎日新聞社 (1997年12月)
「グリコ・森永事件」を題材にした小説と世間一般には いわれている作品です。 が、何分「グリコ・森永事件」について、当時幼かった のでそれ自身については考えず、 企業恐喝+警察小説 として読みました。 上巻は企業恐喝を実行する5人の、実行に加わる ...
集英社 (2008年02月16日)
森見登美彦 ヨイヤマ万華鏡≪宵山回廊≫ 第1話と同じちょっと不気味な雰囲気をかもし出している お話。そして第1話の浴衣を着た少女たちが再登場。 前回はぎりぎりのところで「この世界」にとどまれたお話 でしたが、今回は主人公の叔父にあたる人が少女たちに ...
集英社 (2007年10月17日)
森見登美彦 ヨイヤマ万華鏡≪宵山劇場≫ 前作の舞台裏(=種明かし)が舞台の今作。楽しくて お気に入りです。そして主人公とその天敵の女性の 関係性が、「夜は短し歩けよ乙女」で登場した学園祭の ゲリラ演劇プロジェクト「偏屈王」で「風雲偏屈城を つくった...
集英社 (2007年07月17日)
森見登美彦 ヨイヤマ万華鏡≪狂言金魚≫ 主人公は現在京都在住の作家の高校時代の友人に 誘われて宵山の京都へやってきます。その友人は 昔から小さい、「くすっ」と笑えるいたずらをするのが 大好きな人。そんな友人が宵山初体験の主人公に 案内した宵山とは…と...
集英社 (2007年02月17日)
森見登美彦 ヨイヤマ万華鏡≪宵山姉妹≫ 宵山の独特の雰囲気、そして同じ浴衣を着て人ごみを 駆け抜けていく女の子たち(あわよくばこの世界から 迷い人を連れ去って行きかねない少女たちで不気味)。 三条烏丸のバレエ教室に通う幼い姉妹が、宵山で はぐれてし...
新潮社 (2008年02月27日)
森見登美彦「或る失恋の記録」 このお話には、過去森見さんが作られた数々のサークル (まともなものが一つも無いところに驚き!)がわんさかと でてきてなかなかおいしいお話です。 そして数々の小説で登場し、学生たちに恐れられていると されている「図書...
角川書店 (2006年11月29日)
私が森見作品に触れた最初に読んだ作品。 黒髪の乙女と先輩の恋の行方も気になったけども(最後の恋の着地の させ方のシチュエーションと文体が素敵です)、なにより想像力豊かな 表現世界に一読で森見ファンになりました。 3階建ての李白さんの乗り物、大空を...
新潮社 (2006年10月28日)
実はこの作品、1度の読了でしばらく本棚の奥にしまわれていま した。ちょっとぞっとする雰囲気は読み取れていたのですが、 なんとなく魅力までは感じ取れなかったのです。 そしてしばらくぶりに開いてみると、決してグロテスク な場面描写なく、京都独特の風景...
太田出版 (2004年12月)
この作品ほど、時間を経て私の中でお気に入り度が急上昇した 作品はありませんでした(笑)。 そしてその原因が、主人公を差し置いて、主人公曰く【唾棄すべき 親友】小津の魅力の虜となってしまったことに拠ることに気がつき、 かなりびっくりです。 この小説...
新潮社 (2006年05月)
この小説の感想でよく聞かれる「男汁溢れる」という言葉がぴったりだな、と思う作品です。 でもその言葉から連想されるもの(ちょっときたならしいというような(笑)) とは少し違って、かなり頭が固くて、それゆえ世渡り下手で、それでも自分たちのこだわりを ...
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