三井三菱という現在の日本を代表する企業。その三井三菱と肩を並べる企業がかつてあった。「鈴木商店」
米騒動で焼き討ちにあったことで知っている人も多いのでは。そして、鈴木商店は金儲けで庶民の怒り買ったという記憶を持っている人も多い。鈴木商店で働いていた人への取材を通し、本当の「鈴木商店」そしてその代表である「金子直吉」を紐解く1冊。
当時の新聞記事や書簡などの引用が多く、旧仮名使いで読みづらい部分もあるが、当時の息遣いが読み手に伝わってくる。綿密な取材から、「米騒動」を別の切り口から見ることができる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドキュメンタリー
- 感想投稿日 : 2015年8月3日
- 読了日 : 2015年8月3日
- 本棚登録日 : 2015年7月21日
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