短編集。
『トマトマジック』よく確認してから調理しないとね。しかし、素晴らしい夢がみられるのか。自分ならどんな夢かな?
『蒼猫のいる家』猫が嫌いなのを家族は知っているはずなのに娘の誕生日プレゼントで家に猫がやってくる。これじゃ、家の中に居場所がない。猫を使って家族にいいように追い出されたような気分になっていたのに、心のなかを見透かしていたのは猫だった。猫に対する考えが変わるかも。
『ヒーラー』お肌プリプリ、気分も良くなる。それが、不気味な生物の粘液であっても、それ以上に魅力的に思えて試してみそう。生物と一緒に入浴するのはお断りしたいけれど。
『人格再編』元の人物に戻るならまだしも、他人のいいところを埋め込むなんてね。できすぎ、やり過ぎは禁物。
実現可能な技術で自分の腕を自慢できるとなると人間って極端なことをやってしまうものかもしれないけれど。
『クラウディア』犬は、ここまで理合できる動物なのだろうか。順位は認識しているのだと思うけれど、このような環境下に置かれるとそりゃ自分がトップだわな。犬に助けられたとなったら、犬の言いなりになるか…なるな、それしか生き延びられそうにないもの。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2016年上半期
- 感想投稿日 : 2016年1月9日
- 読了日 : 2016年1月8日
- 本棚登録日 : 2016年1月9日
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