提督に昇進したことで現場から離れ、どこか張り合いのない日々を過ごすカークの元に、かつてエンタープライズを混乱に陥れた敵が再び現れる。お偉方へと出世したTOSメンバー、カーク船長の息子、スポックが目を掛ける艦長候補生が登場し、ラストの展開も相俟って世代交代がひとつのテーマとなっています。テレビシリーズ「宇宙の帝王」以来の顔見世となるカーンは、典型的な復讐鬼と化していてあまり優性人類らしさを感じられないのが残念ですが、このあたりの敵役の描き方はJ.J.エイブラムス版『スター・トレック(ST11)』のネロに共通するものを感じました。コバヤシマルテストや虫の件といい、そのあたりもオマージュだったのかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2013年8月14日
- 読了日 : 2013年8月14日
- 本棚登録日 : 2013年8月14日
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