ワイルド「カンタヴィルの幽霊」
代々の住人を怯えさせた「輝しい閲歴」をもつ幽霊屋敷の新しい所有者となったアメリカの公使ご一家。
住人を恐がらせるためにいろんな扮装をしては失敗する幽霊が気の毒でかわいい。最後はいい話で終わります。
オスカー・ワイルドって凄いな。
そういえば波津彬子の英国物で幽霊屋敷を面白がって買うアメリカの富豪一家のマンガがあった。あれもいい話でした。
サキ「ガブリエル・アーネスト」
ライカンスロープを身内が家に引き入れちゃった話。
一瞬「山月記」っぽいのかと思った。良い短編です。
ウォルポール「ラント夫人」
よくある型の怖い話な気がする。予想通りというか。
どれも読みやすくていいが、ワイルドの作品が収録されているだけでも今回の百年文庫は当たり。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
百年文庫
- 感想投稿日 : 2013年4月13日
- 読了日 : 2013年4月13日
- 本棚登録日 : 2013年4月13日
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