正月の楽しみ、箱根駅伝。今年の正月も例に漏れず箱根駅伝を堪能し、さらに本も読みたくなり手にとった一冊。理由は異なれど「走る」ことをやめてしまった走とハイジ。偶然出会った二人と竹青荘に住む陸上に関してはほぼ素人の住人たちが目指したのは、学生ランナーの憧れ『箱根駅伝』だった。箱根駅伝で襷を繋ぐという一つの大きな目標に向かい、仲間と共に走り続けることで「走る」ことの意味や愉しさに気付いた走。ほぼ初心者に箱根駅伝は無理だろうと思ったが、そんな当たり前のことは綺麗に吹き飛ばしてくれる爽やかで温かい友情物語だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年1月30日
- 読了日 : 2017年1月28日
- 本棚登録日 : 2017年1月30日
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