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イニシエーション・ラブ (文春文庫)

乾 くるみ

/ 文藝春秋 / 2007年04月 発売



友達が勧めてくれたので、拝読。
タイトルだけ見たら読まないだろうなと思いカバーをめくったところ、「メフィスト賞受賞」の文字。
私の大好きな舞城を輩出したメフィスト賞ですよ、これはオモチロそうじゃないですか。
30点くらいの文体と内容を、我慢して我慢して読み進めながら、


メフィスト賞作家だもの、これは噂の「最後の2行」にすんごいのを持ってくるんだろうな!

アインシュタインとか物理学とか昭和設定を挟んできてるし、きっと光速だの分子だの流体だのを無理矢理こじつけてオモチロさを演出するんだろうな!

もしかしてAサイドとBサイドをメタ構造にするのかしら!?


なんてオチを楽しみにしてたのに、なんなんすか、これっ!!
え!?これマユちゃんが二股かけてただけの話ですよね!?

Bサイドを読んだしょっぱなから‘たっくん’が二人いるって明白じゃないですか。
「最後2行が衝撃的」って、そりゃ衝撃ですよ、「え!?それだけ??」っていう衝撃ですよ。
せっかくマユちゃんがAサイドで東京にいたのに、それがBサイドでちっとも活かされてないですし、昭和設定も全く意味がないし、拍子抜けもいいとこです。

同じつまんないメフィスト賞作家でも、佐藤友哉の方がイケメン眼鏡なぶん読む気になりますな。

12.05.30


2012年05月31日 | コメント(0) | あ行の作家 |

カキフライが無いなら来なかった

せきしろ 又吉 直樹

/ 幻冬舎 / 2009年06月25日 発売



又吉への興味のみで拝読。
私は自由律俳句で読ませるって、結構センスが入りますよね。その点お二人とも視点と言葉選びが巧みでいらっしゃる。

でも私は俳句より長文の方が好きなのです。

12.05.25


2012年05月30日 | コメント(0) | さ行の作家 |



いきなり転換とかギー兄さんの話を持ってくるなんて、これ、今までの大江作品を読んでいないと何のこっちゃ分からないのでは??
全3巻だから、後に分かるようになってるのかしら。

とりあえずスロースターターな今までの大江作品に違わず、1巻はまったり気味です。
とは言えテーマ的に底が深くて暗そうなので、ちゃんと全てを理解したい。
なのでもう1回読んで、2巻に移るとします。

12.05.29


2012年05月29日 | コメント(0) | 大江健三郎 |

かわいそうだね?

綿矢 りさ

/ 文藝春秋 / 2011年10月28日 発売



とうとうここまでしょうもなくなってしまいましたか…。

私は綿矢りさに対して厳し過ぎるのかしらん、期待し過ぎなのかしらん。
だってインストールも蹴りたい背中もあんなに良かったのに。

「かわいそうだね?」も「亜美ちゃんは美人」も登場人物の薄気味悪い妄想や思い込みがふんだんに盛り込まれていて、そういう陰湿で居心地悪い部分はとても良いのに、話がぜんたいペラッペラ。

こんな手垢にまみれた恋愛話を手垢にまみれた表現で書いてしまって、まったくくだんない女流作家に仲間入りですよ。
もうこんなのしか書けないなら、いっそ官能小説でも書いて話題をかっさらってくれればいいのに。
もしくは売れないけど美人の作家が嫌々官能小説を書かされる話でも書いてくれればいいのに。そういうのちょう読みたい!

綿矢りさよ、20代のうちにそういうの書いて!!

12.05.14


2012年05月16日 | コメント(0) | や・ら・わ行の作家 |

絵本・千一夜物語 (河出文庫―寺山修司コレクション)

寺山 修司

/ 河出書房新社 / 1993年10月 発売



初読の感想そのまんま!
今回も楽しかったです。

12.05.10


やーらーれーたー!

「さよならの瓶詰め」なんて哀愁漂うアイテムをしょっぱなに持ち出してきつつ、人を小馬鹿にしたような遊んでいるような注釈。ホモ、エロ、ホモ、エロ。
男性自身は豆の木で女性自身は花びらであれがイワシサバマグロだったり野球の試合だったりクイズだったり、どのページを開いても驚きが止まりません!すんごいな。

とうとう終盤、寺山修司がチラチラ出てきてあれ?と思ってそれがラスト。
ユカと犬の鼻先は?
やっぱり悪ふざけなんじゃないの、いやいやよく練り込まれているのです。

ドグラマグラ以来の奇書でした。

08.11.13


2012年05月16日 | コメント(0) | た・な行の作家 |

性的人間 (新潮文庫)

大江 健三郎

/ 新潮社 / 1968年04月 発売



何度読んでも、このドロドログズグズ具合がたまりません。
どのお話も凄すぎます。

12.05.07

なんてこった!こんなのが読みたいと思っていた、そのままの作品に出会ってしまった!

暴力っていう安易な表現を使わずにグロさと病んだ雰囲気を描いた本ってなかなか無いから狂喜しました。
これ、星10個くらいつけたいです。
狂気に向かって上り詰めながら終わるところも良いな。

矛盾や欺瞞や情緒不安定を適当に流さず突き詰めていく描写が素敵。
あー、大江健三郎もっと読もう。

09.05.08


2012年05月09日 | コメント(0) | 大江健三郎 |

ロング・グッドバイ

レイモンド・チャンドラー 村上 春樹

/ 早川書房 / 2007年03月08日 発売



マーロウの不器用さが良いなぁ。

確かにグレート・ギャツビーとの類似点がたくさんあります。でも、最後はロング・グッドバイの方がより残酷ですね。
やむを得ないお別れがのしかかってきて、そういうのって拒む事も出来なくて、ただ自分の中でどう処理するかなんですね。

まだ清水訳読んでないや…

12.04.20

皮肉屋で無鉄砲で男くっさいマーロウが終始格好いい。
村上春樹は、あえて「名言」的な訳を避けたようにみえるな。
これは清水訳も読まねば。
07.11.24


2012年05月09日 | コメント(0) | 海外文学 |

ガウディ建築入門 (とんぼの本)

赤地 経夫 田沢 耕

/ 新潮社 / 1992年01月 発売



さらりと読めます。

12.04.09


2012年04月09日 | コメント(0) | その他 |

きりぎりす (新潮文庫)

太宰 治

/ 新潮社 / 1974年09月 発売



やっぱりこの時期が一番安定しているなぁ。

12.04.08


ステキ!安定してる!

この人は何で自分の事をこうまで多角的に見定めようとしたんやろう。
でもこれが文学なんかな。最近の小説がここまで切羽詰ってないのは、時代のせいなんやろうか。

08.06.24


2012年03月30日 | コメント(0) | 太宰治・谷崎潤一郎 |

森見登美彦の京都ぐるぐる案内

森見 登美彦

/ 新潮社 / 2011年06月 発売



モリミ先生が京都でどのように過ごし、京都をどれだけ愛しているかがわかる本。
奈良バージョンも作って欲しいです!

RAAKコラボの手ぬぐい、結局手に入れられんかった。ウワーン。

12.03.30


2012年03月30日 | コメント(0) | 舞城王太郎・森見登美彦 |

アントニ・ガウディとはだれか

磯崎 新

/ 王国社 / 2004年04月 発売



ガウディさん、死に方が悲しくてちょっとしょんぼりしました。
偉大な建築家なのに…

サグラダファミリアの設計図が残っていないって言うのも惜しいなぁ。

12.03.30


2012年03月30日 | コメント(0) | その他 |

風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫)

堀 辰雄

/ 新潮社 / 1951年01月 発売



風立ちぬなんて、好き好き同士が幸せになれない話好きの私にとっちゃあめさめさ好みの話じゃないですか!
しかも絵に書いたようなサナトリウム文学ですよ、自分の死を確実に感じ取りながら
「なんだか急に生きたくなったのね」
って!!って!!!

好きだから言いたいこと言えなくなって、お互いの気持ちを憶測してるうちどんどん気持ちが暗くなって…みたいな、せつなーい暗ーい雰囲気漂わせつつ、最後夢うつつなフラフラ感でシメるなんて、気の利いたことしてくれます。

12.03.22


2012年03月23日 | コメント(0) | は・ま行の作家 |

仮面の告白 (新潮文庫)

三島 由紀夫

/ 新潮社 / 2003年06月 発売



冬の朝の校庭で、ちょっとラブい男子と二人きりで、しかもその子に「そうら!」なんてほっぺた両手で包まれちゃったりしたらそりゃもうフォーリンラブしちゃいますよ!
なにこれ恥ずかしい!!

ふと目があった瞬間に恋心がばれちゃったり、勃起をわざわざ英単語にしたり、電車で他人とにらめっこしたり、いちいちツボです。
読みながら「山本太郎って絶対三島由紀夫のドストライクやろうな…」とニヤニヤ。

ゲイでカニバリズムで妄想過積載なのに、開き直れずずうっと悩んで何とか矯正しようとしているところ、透明感があるんですよねぇ。

12.03.16


2012年03月23日 | コメント(0) | は・ま行の作家 |

ふしぎの国のガウディ-建築図鑑-

入江 正之(いりえ・まさゆき)

/ エクスナレッジ / 2011年07月02日 発売



解説がおざなりで、ほぼ無いに等しい。そのうえ写真もありきたりなものばかり。
もうコンセプトが全く不明。
冒頭からサグラダファミリアについて「ズレを感じた」って、何と何に対してのズレなの??

こんなのに2000円以上も出すなんて考えられない、詐欺の様な本。

12.03.11


2012年03月12日 | コメント(0) | |

プロの添乗員と行くスペイン世界遺産と歴史の旅

武村 陽子

/ 彩図社 / 2007年11月27日 発売



いまいち内容が薄いです。
読み終わってしまったら「あれ、この本何書いてたっけ?」となってしまうくらい。
ただし朝方のスリが多い旨は参考になりました。気をつけます。

12.03.09


2012年03月12日 | コメント(0) | |


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