教科書的に一つ一つの事件を押さえているので、実は入門にはとてもいいのかもしれない新選組もののシリーズ第3弾。
前回、思わせぶりに登場した斉藤一も加わって、浪士組時代〜芹沢暗殺まで。
沖田総司に期待するような魅力が今ひとつ、かな。
この作品の片方の主役である沖田総司の思考パターンが内省的で後ろ向き、というのに留まらず、とても女性的。というよりむしろ少女的?なのがどうもなあ。
土方を巡って斉藤に嫉妬するあたりとか。
あげく、誤解が解けて「友達になりましょう」と宣言するなんて、なんていう青春^^;
と思ったんだけど、よく考えたらこれ、コバルトシリーズなんだった(笑)。
読者の目線になれる女性キャラもいないし、主人公に感情移入させるためにも、総司が少女的であってしかるべきなんだなと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年5月16日
- 読了日 : 2011年5月16日
- 本棚登録日 : 2011年5月16日
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