ドタバタパニック短編集。狂っているし不条理だし何もかも終わっているのに、読む手を止められないのが筒井さんの作品の中毒性。どのお話も筒井さんの果てしない想像力から生まれたとんでもないフィクションであるのに、妙なリアリティーを感じ、現実とのリンクに気付かされることがあるのも、また病み付きになる原因だと思う。なんせ面白かったけれど、これからもこれを笑っていられる世の中であってほしいなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2015年11月29日
- 読了日 : 2013年2月11日
- 本棚登録日 : 2015年11月29日
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