分冊文庫版 邪魅の雫(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2009年6月12日発売)
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本棚登録 : 333
感想 : 18

感じたこととか思うところは色々ある。
色々あるんだけど、
どこから、何からどう言葉にすればいいかわからない。

これは榎さんの話なんだろうけど
どうも榎さんの話として読めなかった。
一回だけじゃ読み切れない。
一回読んだだけじゃ受け止めきれなかったなあ。

益田君が、とっても人間臭く見えて好きになった。
これを読む前に「魍魎」を読んだから、
青木君成長したな~とか思ったり。
あと山下さんが出てきたのが何気に嬉しかった。

関君の“お気に入りの鞄”の話は
ああ、なるほどな~と思う。
ほんと上手いなあと思う。
自分ではっきり意識してなくても
確実に存在している感情っていうか、
漠然と持ってる気持ちを
いつも関君が言葉にしてくれてる。
だから好きなんだろうな。
こんなに同調してしまうキャラクター、今までいなかったもんなー。
だから「姑獲鳥」なんか好きだけど読むのが辛い。苦笑
「塗仏」も読みなおそうとしたけど挫けた。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 京極 夏彦
感想投稿日 : 2010年8月22日
読了日 : 2010年5月23日
本棚登録日 : 2010年5月23日

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