「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2014年2月28日発売)
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頭の中で反芻し、言葉で動きを四肢に指令を出す。新しい動きについては慣れてくるまでそうしないと動けない、そんな私には笑えるようで、笑えない、彼らの思い悩みがとても身近に感じました。
野球って、怖くて当たり前、ということも今更ながら妙に納得。あまりにも上手い人たちばかり見ているから、誰でもある程度のことは出来て当たり前と思い込んでいたんだということに気付きました。
結局、スポーツは、運動と違って競技なのだから勝ち負けがついて回り、勝つためにはどうするかを考える。そのために、作戦を立て、作戦が立てられるように練習する。その練習を効率よく、かつ、個性を活かすことを考える。それでもチームとして戦う競技を成り立たせる面白さを読ませてもらえました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014
感想投稿日 : 2014年12月24日
読了日 : 2014年12月24日
本棚登録日 : 2014年12月24日

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