レビュー by KiKi (Brunnhilde)さん
今回は1巻から間を空けずに続けて読んでいるので、ハリーのイライラが単なる思春期特有の揺れる心理というよりは、凍りつきそうなほどの恐怖心の表れの1つであることもよくわかるし、ヴォルデモートの脅威と唯一対決した人間としての焦り(しかも世間はおめでたすぎるほどの楽観者ばかり!)でもあることがヒシヒシと伝わってきました。
それにしてもハリーの父親って若かりし頃にはいけすかない野郎だったんですねぇ。 スネイプ先生じゃなくてもああいう傲慢 & 自己陶酔型の♂は許せない!!(笑) 顔も知らない父親を英雄視していたいハリーにとってはかなりショッキングな父親の姿だったよなぁ・・・・・。 でも、あの過去を知ったうえであってもシリウスを誰よりも愛するハリーを見ていると、彼がいかに「愛に飢えた子供」だったのか胸が痛みます。 だって、実際にはシリウスとの接点はさほど多くもなかったうえに、あの過去ですよ!! KiKi だったらシリウスをあそこまで一途に愛せるかどうかわからない・・・・。
ドビーはここでも大活躍!! 「秘密の部屋」で自虐行為ばかりしているドビーに初めて会ったときは「何だ? コイツ??」と思わないでもなかったんだけど、そして映画では扱いがかなり軽いドビーだけど、実は彼ってハリーと並んでこの作品の中では超重要人物(妖精)なんだと思います。 だいたい「自立を求めたいとさえ思わない種族」の中でただ一人孤高の理想を掲げて頑張っている姿は美しくもあり、滑稽でもありで目が離せません。 と、同時に「環境が人を作る」という典型的な一例がこのドビーには良く表れていると思います。 (特に相も変わらず自虐癖が治らないあたりに・・・・・苦笑)
ネビルがその本領を発揮し始めるのも素敵です。 学校なんかでは決して目立たない(つまり勉強ができるわけでもなければスポーツが得意なわけでもなく、いわゆる地味な子)存在でも、実は根っこはかっこいいという「一般人の代表選手」です。 ハリーみたいに「生まれながらに特別」に見える子とネビルみたいに「脇役に甘んじそう」に見える子が実は本質的には変わらない・・・・・というのも素敵なテーマだと思いました。
(全文はブログにて)
レビュー登録日 : 2012年02月14日
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