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大竹さんのちょっとヘンな短編が好きなので読んでみた。
紀行文だが短編と同じ冷たいふんわり感がある。ファンタジーのような甘ったるい「ふんわり」ではない。好きだ。 大竹さんにはまりそうだ。 引用の部分、たぶん藤圭子さんのことだろう。
2010年07月13日
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→大竹昭子さんつながり
人が街角で本を読んでいる情景が好きだ。
からだを「くの字」にしてむさぼり読んでいる。
その本はなに? そんなにおもしろいの? 思わずのぞき込みたくなる。
電子書籍なんてつまらない。 ページがめくれない。紙の匂いがしない。パッと検索するよりパラパラと後戻りして、ゆっくり探すほうが好き。
2010年07月13日
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めちゃくちゃおもしろい。上手い。
向田邦子デビュー時、たしか山本夏彦が「いきなり現れてほとんど天才」と評したらしいが、この短篇集を読んで西川さんもそれに近いのではないか、と思った。
あのキュートな容姿からかけ離れた文章だ。 綺麗な女性というより、どちらかといえば「中島らも」や「野坂昭如」のようなひょうひょうとした男性のそれを思わせる。 かといって男臭さはなく、女性ならではの観察眼、表現力で豊かに読ませる。
昨今の、文章をこねくり回して遊び、それを開示して「どう?こんなわたし」という空気ぷんぷんの作家とは全く別物。根底にあるものが違う。この人はどんな本を読んできたのだろう。興味がある。
仔細に人間観察できる人。そしてその詳細を鮮やかに文章によみがえらせることの出来る人だ。すなわち西川さんは作家の資質を充分持ち合わせている。
映画もどんどん撮ってほしいが、文章ももっともっと読みたい。今すぐ「西川美和全集」を読みたいくらい、気に入ってしまった。
2009年10月25日
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ソラナックスが効いてくるあの感じ。
不安は消えるが、かわりに感情がフラットになりすぎ少し怖いくらいになるあの感じが、自分の効き目とよく似ていた。
著者は脳のMRIを初めて体験するのだが、見たとたんに「なんじゃこれ!中がめちゃくちゃ狭いじゃないか!」とビビる。笑った。(すみません)
技師のクールな対応も自分の体験と同じだった。
あれは閉所恐怖には地獄なのでは。 しかし、結構他の患者さんは普通にしてるしなあ。 なぜあれが平気なのか不思議。
パニック障害についての記述は、著者はわりとすんなり「ソラナックス」のみでほぼ克服なさったので、あまり深くはない。
なので、いまいち勉強にはならず。
2009年08月24日
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川西政明さんの解説が良い。
特に冒頭の「生の苦痛はその人たった一人だけの生の苦痛であって、これを他人がとって代わることはできない」
という文章。 この作品を読んでいて、わたしもそんなことをずっと考えていた。
「吉村昭は凄い人物を創造したものだ」
視界が朱に染まり、炭酸の泡のような音が頭に充満すると、怒りや嫉妬などではない、もっともっと冷たいフラットな生き物となりはて、ただただ殺してしまう。
怒りが頂点に達すると瞬間的にそれが起こり、暴力をふるっていまい、あとから何があったのかあまり覚えていない。
こういう人間はある程度存在してしまうのだろうか? そしてもともと粗雑で道徳にかける人間が大量殺人者となるのだろうか?
2009年09月12日
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「透明標本」は「少女架刑」でチラッと登場した、若い死体を異常に欲しがり、むずがっていたおじさんが主人公だった!わくわくした。
この作品も素晴らしい。
吉村さんや川端康成を読んでいると、世間においてはまっとうで常識的な人間に見えるかもしれないが、作家ってやはりどこか変態チックだ、と思わざるをえない。
あの吉村さんの風体のどこかに、そういうものが潜んでいると想像すると可笑しくなる。
わたしは今、完全に吉村さんにイカれている。
2009年09月12日
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