君達に明日はないシリーズ5。完結編。リストラ転あえ職の現場で悪戦苦闘する。メモ啓介(1)企業とそこに勤める人ってどこか男女関係に似ている気がする
(2)自分の仕事の社会的な意味に絶えず疑問を持ちながら、時にはやってらんねぇ、などと後向きの意識を持ってしまうような職種の人間が、結果として、自分の仕事に懸命に向き合って来た人間の首を切るのだ。
(3)世の常識と今の自分に暫時寄り添いながらも、自分の正しさを、そして自分の常識を疑い続ける者だけが、大人になってからも人間的に成長し続けられるのではないか。
(4)時代ってのは生き方のことだ。
(5)こんなものがあったらいいな。そんなものを作る。そして人に喜ばれる。それが、本当に報われるってことだろう。
(6)食う為だけに仕事をする人間はいつ時代だってその仕事からは永久に報われることはない。
(7)どんな人間の人生も他人の人生の断片からなる集合体で成り立っている。…それが体感的に分かっている者でなくては、実社会での自立は出来ないだろう。
(8)人は…それを裏付ける気持ちを持つ相手に対してだけ、動くんじゃないかと僕は思う。そしてその気持ちは当然動きにも出る。
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- 感想投稿日 : 2014年11月2日
- 読了日 : 2014年11月2日
- 本棚登録日 : 2014年11月2日
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