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読み終わって手放してしまった本に限って紹介しています。手放したと行っても決してつまらないわけではありませんのでご安心を。
レビュー by とちめんぼうさん
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登録日: 2007年04月20日
フリーターやニートの増加が問題になっている昨今、若者の甘え・精神的な未熟さに原因を求める論が多い。本書にも書かれているように、1980年代に「独身貴族」という言葉が、1990年代には「パラサイト・シングル」という言葉が流行した。家庭を持って世帯主として一人前の社会人になることをせず、独身のまま、さらには親に依存して消費生活を謳歌する若者を揶揄した言葉である。
しかし著者によれば、若者の非婚化・職業の不安定化は、必ずしも若者側に原因があるばかりでもないという。現在30代にさしかかったフリーターやニートの若者たちは、バブル経済崩壊後の「就職氷河期」に就職できず、不本意ながらも不安定な生活を続けている人も多い。また正社員を採用を減らし、派遣や請負に切り替える企業が多い中では、景気が回復しても正社員として就職できる可能性が低くなっている。このままでは若者が低所得の社会的弱者に転落し、日本社会から活力が失われると警鐘を鳴らす本である。
レビュー登録日 : 2007年04月20日
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