NHKあしたをつかめ平成若者仕事図鑑

制作 : NHK「あしたをつかめ」制作班 
  • NHK出版 (2005年8月1日発売)
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備忘録:2006年8月2日読。NHK教育テレビで放送されている「あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑」http://www.nhk.or.jp/shigoto/の2004年度放送分をまとめた本。最近面白く感じていてよく見ているから、本も読んでみた。
内容は職種や雇用形態などによってカテゴライズされた仕事紹介になっている。Amazonなどには詳細な項目が出ていないため、備忘録の意味も含めて各項目を列挙
「ものをつくる」大工、バット職人、酒造り職人、桐たんす職人、楽器職人、プログラマー、情報誌編集者、漫画家 「空間をつくる・空間で魅せる」建築再生プロデューサー、グランドキーパー、ラウンドスケープアーキテクト、ディスプレイデザイナー 「会社に勤める・サラリーマンとして働く」住宅営業マン、雑貨商品開発サラリーマン、信用金庫職員、経理マン 「いのちを育む・人を育てる」野菜農家、家畜人工授精師、林業作業士、保育士、小学校教師 「人に魅せる・人を魅せる」フードスタイリスト、花屋、PAエンジニア、美容師、ファッションアドバイザー、ウェディングプランナー、特殊名句アーティスト 「人を助ける・社会に役立つ」レスキュー隊、介護職員、看護師、盲導犬訓練士、公務員、発掘調査員、路面表示施工技能士、国連職員、グランドアテンダント 
以上が紹介されている仕事。実際に取材をして放送されたドキュメント映像が文章によって再構成されていて、担当したディレクターの感想もか書かれている。そしてその職に就くには実際にどういうステップを踏めばいいのかも紹介されている。もしその仕事に就きたいと考えている人にとっては参考になるだろう。
しかし、この「あしたをつかめ」は実際に映像で記録してある程度見るものとして興味深く編集されているから面白いのであって、簡単なイラスト添えがされた文章だけになるとどうも面白みや興味深さが減ってしまう。やはり映像のインパクトや具体化はこういう仕事紹介の分野では文章よりも格段に勝ると思った。そして何よりもっと大切なことはこういう文章や映像だけでその仕事を理解するのではなく、実際に自分の目で確かめて、聞いて、話して、その仕事を理解することこそが大切だと感じた。仕事というのはひとコマ30分の映像では集約しきれない楽しみや苦味辛さがあるだろうから、そういうのは分かりやすく編集された映像や文章だけではきっと伝えきれないだろうから、実際に肌で感じるこも大切なんだろうなって思った。でも導入としてはこの番組やこの書籍はかなり適当ではないのかとも思う。とにかく職探しは実際に自分の足を使うことが大切だ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2006年8月4日
本棚登録日 : 2006年8月4日

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