こういう風な組み合わせで本を読むと僕みたいな立派な○○○になれます、というケーススタディ。個々の本に罪はない。
ESDさん
リチャード・フォーティ 渡辺 政隆
NHK出版 (2011年04月22日)
趣味・雑学 読み終わった
博物館の舞台裏、学芸員の生態を描いたもの。博物館というと見せ物的な施設だと考えがちだけれど、本書では研究施設としての側面を大きく取り上げている。 魅力的な、少なくとも興味をそそる、異才と異彩の持ち主の列伝。 もとより非常に面白い本であり、生物...
深井 有
中央公論新社 (2011年07月22日)
環境 読み終わった
気候変動懐疑論の本。 基本的に科学のトレーニングを十分に受けている人だという印象を随所で受けるにもかかわらず、IPCCの評価報告書の記述に関してはなぜか原文もろくに読んでいないような不正確な記述や批判が多い。それでも武田本などよりいくらかはマシか… ...
武田 邦彦
技術評論社 (2009年12月17日)
環境 読みたい
いくらか立ち読みで拾い読みをした限りで。 これまでの武田邦彦の主張に似合わず、IPCCの予測を大筋では認めているのが印象的。研究の蓄積の厚みに少数派の意見を盾に正面から対抗することの愚を理解しているクレバーな人だったらしい。 今までの本からは「主流派...
三橋 紀夫
新潮社 (2009年01月)
生物学 読み終わった
ちょっと「放射線治療医」にこだわりすぎの感はある(たとえば集学的治療の項で放射線治療を含まない手術+薬の組み合わせには触れなかった、とか)のでくどさを感じる。けれども内容的には良書。
山口 厚
岩波書店 (2008年06月20日)
実際に行われた犯罪を、刑法の示すどの罪状にあてはめるのかというのは、時としてすごく微妙で難しくなる(たとえば殺人罪か過失致死か、とか)。そういう時に一般的にどういう物差しで考えればいいかというのが主眼になっているように感じられる。裁判員制度で狩り...
三中 信宏
講談社 (2009年09月17日)
分類学による分類の仕方マニュアルとか、主な分類項目に関する解説書のような雑学の本を期待して買ってみたところ、そもそも分類するとはどんな行為かというところから問い直す科学哲学の本だったのでびっくりした。 少なくとも大学で生物学を専攻する学生に分類学...
安達 正勝
集英社 (2003年12月17日)
内容はおおよそタイトルが全て語っていると思う。世界史で最も有名な死刑執行人の一人だろう。 法律によるとはいえ、人の命を奪う死刑執行人。 死刑を必要あるいは当然と思いながら、それを執行する者は人でなしと考える民衆。 死刑を認めるこの国で裁判員制度...
永田 親義
講談社 (2007年12月21日)
ガンの生物学。 エピジェネによる発がんの仮説(過日、タンパク質の注入だけでiPS細胞を作る方法が報告されたりしている)など最新の知見まで含めており刺激的に仕上がっている。ただちょっと著者の思い入れが全面に押し出されていて暑苦しい本ではある。
木村 幹
中央公論新社 (2008年08月)
現代韓国史のターニングポイントで、時の大統領や後の大統領がそこで何を考え行動したかという形でまとめられている。その性格上、学習用と言うよりはノンフィクション文学として読まれるべきだろう。 個人的に一番印象に残ったのは、時の大統領:朴正煕と後の大...
エレナ・ジョリー 山本 知子
朝日新聞出版 (2008年04月11日)
AK47設計者の伝記。自伝となっているけれども実際にはインタビューの再構成。ソ連という歴史上の国をのぞき込む上で面白い視点になると思う。
吉村 仁
ソフトバンククリエイティブ (2008年07月16日)
素数年ごとに大発生する北米のセミの生態と進化について。素数である理由については10年以上前に高校で聞いたことがあったけれど、その進化についての仮説がまた面白かった。
吉田 一郎
大和書房 (2008年10月11日)
国境線を通じて国際関係の歴史を学ぶ本。ただし(事例のマニアックさはともかく)初心者向けで掘り下げ方は少ないので、雑学好きにはちょっと物足りないかも。
森 政稔
筑摩書房 (2008年05月)
持続可能 読み終わった
「ぷちナショナリズム」とか安易に取り上げているような部分でちょっと怖さもあるけれども、「民主主義=多数決」という(どこで生産されているかも分からない)通俗的な理解から開放されたときに見える今の日本のおかしさをよく示していると思う。 見通しは良く...
21世紀研究会
文藝春秋 (2002年01月)
イスラーム視点からの世界史。「スンニ派とシーア派」なんていう言葉だけで覚えていた区分がどうして生まれたのか、など、現代のイスラーム世界を理解する上で重要な知識が豊富。 ただしどうも著者も調べながら書いている部分があるような印象があって、本当に正...
友野 典男
光文社 (2006年05月17日)
人工知能萌えの自分に贈る、経済行為に関する思考フレームワークの本。というとちょっと偏り過ぎかな。 環境保全行動を促すような経済をマーケティングで作り出せたらいいなぁと思ったり思わなかったり。ミクロ経済学の標準的な知識はないと難しいかも知れません。
村上 陽一郎
集英社 (2005年01月14日)
柳澤 桂子
草思社 (1997年06月)
生物の進化と個体の死についての歴史をまとめた本。縦書き全角アルファベットの図無しで記述されたアポトーシスや細胞分裂の章は何のジョークかと思うけれども、分子生物学の知識を持った上で読み返してみれば面白い、はず。
コーデル ハル 宮地 健次郎
中央公論新社 (2001年10月)
第二次世界大戦をアメリカ首脳部から眺めた歴史本。日本人には開戦前の「ハル・ノート」で知られている外務大臣。これが最後通牒だったと日本政府には認識されたのだが、実はアメリカにとっては交渉のたたき台に過ぎなかったなど、目新しい事が書かれていた。
文春新書編集部
文藝春秋 (2008年07月)
これは後知恵の類なのだろうけど、終戦直前の記事を読んで、それでもまだ日本が勝てるなんて思えるわけがないのではないかと感じた。味噌は栄養豊富で、しかも食べ過ぎることがないから戦時に良い?うーん。 しかし、戦後すぐの文藝春秋を見ると、保守雑誌に転向し...
ジョン フィエン John Fien
東信堂 (2001年09月)
門外漢には難解きわまるが、素晴らしい本だと思う。 環境問題の解決とか持続可能な社会の実現とか、答えのよく分からない、何通りもあり得る問題の為の教育というのは、ある特定の価値観に沿った教え込みのカリキュラムで行えるはずがない。そういうことを論じて...
高野 潤
平凡社 (2008年06月)
食 読み終わった
アマゾンでの食のサバイバル生活と、現地の人々の食生活の二本立て。どちらも大変興味深く読めた。異世界について想像するならまずは食からでしょう。 でも現地の用語が文中に頻繁に出てくるので読むのはやや面倒。「サンコチャードにしたプラタノ(ペルーのエン...
磯淵 猛
文藝春秋 (2005年08月19日)
日本のミスター紅茶による本なので安心して読める。 紅茶好きなら楽しんで読めるでしょう。大航海時代好きも楽しめるかも。両方重なれば大満足。
伊藤 章治
中央公論新社 (2008年01月)
タイトルはジャガイモの世界史となっているけれども、ジャガイモの世界史と日本史、みたいな感じだった。取り上げ方のスケール感がかなり違うので。 あまり全体を貫く凄い知見みたいなのは無くてエッセー集のような感じではあるけれども、個々の話は文句なく興味...
バリー・R. ルービン Barry R. Rubin
日本評論社 (2002年02月)
持続可能 いま読んでる
「アメリカに学ぶ」となっているだけに、結構アメリカでしか使えないようなテクニックもしばしば出てくる。けれども、「市民が政治を動かす」ことをこれだけ勇気づけ、しかもその手法を体系的に解説する本は今の日本に特に貴重だと思う。 民主主義って本来そうい...
上野 千鶴子
筑摩書房 (2005年09月07日)
フェミニズム入門?いや実は結構周辺知識が必要かも。webのどこかで「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」とセットで男性に勧めている女性の話を見たけど、自分はまさにそのコースで、そのおかげかあまり読むのに苦労はしなかったけれども。 こんな面白い思想が、な...
森岡 正博
筑摩書房 (2005年02月08日)
「男は男らしくあれ」という考え方がいかに(マッチョな男以外の)人々を傷つけてきたか、そんな同調圧力のかかる社会をどうやって解体していくか、ということが自分の興味と特に重なった。 自分の感じたことにものすごくこだわって語っているようにみえて、実は...
押村 高
講談社 (2008年10月17日)
正義という言葉が好きな人には「正義ってそんな簡単じゃないよ」といさめるような内容が多くて嫌気が差しそう。 正義という言葉にためらいを感じる人には「結構正義っていいじゃない」と勇気づける内容が多くて楽しめるのでは。
酒井 啓子
岩波書店 (2008年04月22日)
読点が多すぎて読みづらい。 けど面白い。中近東の現代情勢やら歴史やらをイラク料理と絡める語り口は巧妙で読ませる。実は食べ物についての記述はそんなに多くないのだけど。 レシピはさすがに遊牧民、子羊一頭とか書かれている物もある。
茂木 俊彦
岩波書店 (2007年12月20日)
障害が教育に与える影響と、そうした障害を持つ児童と向き合う現場、そして障害児教育を取り巻く今の(やや古い?)日本社会の状況について書いた本。 子供の目線を合わせた教育なんて、ものすごくコストの掛かることだと思う。それでも、ここに取り上げられてい...
新田 義孝
培風館 (1997年04月)
様々な環境問題について単にデータを示すだけでなく、それを使って読者に計算や推論を行わせることでセンスを養わせるという新しい視点を提供している。せめて環境系の学生だけでも、このレベルの事はこなしておいて欲しい所。
レイ・ブラッドベリ 宇野 利泰
東京創元社 (1965年12月24日)
飯田 利行
柏書房 (1990年12月)
漢詩(古典中国詩と言う方が正確だろうけれども)を作るなら、この本と漢和辞典は必携だろう。正直言って、この著者の物言いには引っかかる部分も無いではないけれども。
とつげき東北
講談社 (2004年12月18日)
常識はずれの新定石がデータを元に書かれています。まあ、こういう理屈でプロが打つようになったら味気ないかも、とは思いますけど。
先崎 学
講談社 (2004年11月19日)
将棋世界だったかの連載をちらりと見て単行本化を期待していたらみごとになっていた。これは面白いですよ。
ハロルド・L. クローアンズ Harold L. Klawans
新潮社 (2001年04月)
記憶の仕組みについて書かれているのかと思ったらもっと広範な神経病理学のエッセイだった。
上岡 直見
緑風出版 (2003年07月)
運輸が日本のエネルギー消費の1/4を占めている以上、自動車をプリウスに変えただけでは持続可能な社会は築けないでしょう。 Amazonのレビューは持続可能という視点を欠いた評論だと言わざるを得ません。
佐々木 力
岩波書店 (1996年08月21日)
中西 準子
日本評論社 (2004年09月)
万人必読。不安を煽る「環境屋」に惑わされないために。(正解とは限らないにしても)合理的な判断をするために。専門家に任せず、自分で決めるために。
トーマス フリードマン Thomas L. Friedman
草思社 (2000年02月)
清水 修二
東京新聞出版局 (1999年03月)
環境化学の知識に関してはしばしば怪しかったり遅れていたりする事が書かれているが(それでも、一般大衆の多くがそのように問題をとらえているであろうから論理上有害とばかりも言えない)、社会問題に関する記述は示唆に富んでいる。NIMBY批判は逆NIMBY?
富永 健一
中央公論社 (1995年04月)
ノートを取りながらでないととても私の頭では追いつきません。が、面白い。社会学という研究方法の枠組みが綺麗に整理されており、(情報量の割には)分かりやすいと思う。
梶田 叡一
有斐閣 (2000年04月)
研究の参考のためにはそれほど役に立たなかったけれども、新しい時代の大学を模索する取り組みについて網羅的に書かれてあり、興味深かった。
篠原 一
岩波書店 (2004年01月20日)
アンドリュー ドブソン 金 克美
ミネルヴァ書房 (1999年06月)
「あらすじで読む…」シリーズとコンセプトが似ていないわけでもありません。しかし主要な著作の核心と思われる部分をそのまま引用しており、読む価値はこちらの方がよほどあると思います。
宮本 正興
講談社 (1997年07月18日)
「アフリカに歴史はない」という歴史観は嘘です。その手の偏見を打ち砕いてくれる面白さがあります。 また現代史として独立の際のナショナリズムの失敗例と、健全なアフリカ的公共心のあり方についての考察も為になるのではないでしょうか。
倉 薫
翔泳社 (2002年03月)
1に比べれば多少難しくなっていますが、ステップアップして読めば問題はないと思います。enumの正しい使い方とは?
翔泳社 (2000年03月)
著者さんが知り合いということもありますが、心底分かりやすい、C言語の基礎の基礎の本です。
フランシス クリック Francis Crick
講談社 (1995年12月)
このタイトルはあり得ない(サブタイトルが原書のタイトル)。 それはそれとして、神経生理学の仕事やニューラルネットワーク研究の成果をまとめた大作。ただし一般向けではないと思う。
岩波書店 (1994年02月21日)
やや古いが、環境を考える上で極めて重要であるにもかかわらず一般には殆ど考えられていないリスクマネージメントという概念を紹介した名著。環境リスク学が手にはいるならそちらを読んでも良いでしょう。
柴田 正良
講談社 (2001年12月20日)
ヒトにココロはありますか? ある意味で「考へるヒント」収録の「常識」を越えた著作だと思います。
山口 光恒
岩波書店 (2000年11月20日)
植田 和弘
岩波書店 (2003年03月26日)
ニコラス・ジョージェスク・レーゲン 小出 厚之助
東洋経済新報社 (1981年01月)
環境庁地球環境部
中央法規出版 (1997年11月)
地球環境問題についてデータ・図表や年表を豊富に用い、自然科学的な記述にとどまらず国際社会の取り組みとそれらの問題を積極的に関連づけて記述した事典。科学的な知識だけでは解決できない問題への入門書として最適。
木村 資生
岩波書店 (1988年04月20日)
進化という誤解されやすい現象について、世界に認められた「分子進化の中立説」を提唱した著者自身による一般向けの本。生存率を高める突然変異だけが進化のドライビングフォースではなかった。
高月 紘
日本評論社 (2004年03月)
「こんな暮らしは続かない」とサブタイトルにあるとおり、ゴミという社会の問題を持続可能性の観点から、ライフスタイルの変容によって解決しようという本。その為にデータは一人あたり・一日あたりなどと実感のわきやすいスケールでまとめられている。
エルンスト・ウルリッヒ・フォン ワイツゼッカー Ernst Ulrich von Weizsacker
有斐閣 (1994年04月)
川原 泉
白泉社 (1996年09月)
林 望
文藝春秋 (1995年09月)
ジョン・メイナード スミス John Maynard Smith
朝日新聞社 (2001年11月)
江崎 保男
朝倉書店 (1998年11月)
ジョン エムズリー John Emsley
丸善 (1996年09月)
一般人にとって得体の知れない「化学物質」の正体を解説し、怖がることなく上手に付き合っていくことを勧める本。やや安全性を強調しすぎの観もあるが。
J.F. マルモンテル Jean Francois Marmontel
岩波書店 (1992年11月16日)
歴史の授業に出てこない歴史の話。 ただしメインテーマが実は「狂信は恐ろしい」「キリスト教は素晴らしい」であり、そういう部分の描写がとにかくくどくてしんどい。おまけに植民地を持つ事が正当化されている帝国主義時代の王様宛の本だからか、インカ破壊の立...
石崎 秀夫
講談社 (1997年07月)
長沼 毅
日本放送出版協会 (1996年08月)
好気的・常温常圧な世界に生きている私たちにとって過酷極まる海底に住まう高等生物たちの暮らしぶりを紹介。一昔前まで進化の孤児とまで言われていたチューブワームの正体とは?大学の教養程度の生物学の知識があれば非常に楽しめると思います。
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