『科学は今どうなっているの?』(晶文社)、『科学の考え方・学び方』(岩波ジュニア新書)などで知られる池内了さんによる、科学者の社会的責任を過去から現在、未来にわたって考察したのが本書です。自らの好奇心を追究する「真理」の側面と、それをつきつめてしまうことのデメリットを考えて理性的にやめようとする「倫理」のはざまで、科学者はどう動いて、今後どう動くべきといえるのか。特に、理系を目指してみようと思う人や文系だけど科学に関する本を読んでみたいと思う人には良書になるのではないでしょうか。第I部の第7,8章あたりは特に印象に残りました。
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- 感想投稿日 : 2007年2月8日
- 本棚登録日 : 2007年2月8日
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