3月23日読了。第110回直木賞受賞作。江戸時代の旅人宿・恵比寿屋の主人喜兵衛。大金を横領され見に覚えのない取立てを受けたと訴える客人とともに奉行所へ訴え出るが・・・。吟味方による入念な調査、白州での取調べなどの描写は他の時代小説には見られないものだが、筋運びがまったりとしてちょいとテンポが悪く感じる。主人公の喜兵衛もなんだかうだうだ悩んではいるが、腕っ節の強さも知力の高さも感じられず共感を抱きづらいのも要因か。
読書状況:読み終わった
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その他フィクション
- 感想投稿日 : 2010年3月23日
- 読了日 : 2010年3月23日
- 本棚登録日 : 2010年3月23日
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