2014年3月6日読了。マラソンの歴史・文化・トレーニング法などに関するQ&A100問について答える本。アテネ五輪での野口みずき選手のマラソン金メダルなどによるマラソンブームを受けて2006年に刊行された本、東京マラソンは未開催・川内選手らの活躍などの最新のトピックは反映されていない。高橋尚子、ラドクリフといった名前が随分懐かしく感じられる・・・。日本での「マラソン」は、もともと国威掲揚のため「努力・忍耐・訓練」といったニュアンスで受け入れられていたとの指摘は興味深い、「走るのが趣味」と言うと奇異な眼で見られるというケースは日本以外の国では実はあまりないのかもしれない。走るのに適した体型・最適なトレーニングなどの運動生理学の分野は、結局のところ経験則か「個人の資質に負うところが大きい」という結論しかないのだな、まだまだ未知のトレーニング法・走法が現れる余地もあるようだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2014年3月7日
- 読了日 : 2014年3月6日
- 本棚登録日 : 2014年3月7日
みんなの感想をみる