電脳少女: アイドロイド・ユイ (光風社ノベルス 87)

著者 :
  • 光風社出版 (1993年7月1日発売)
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感想 : 3
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2015年2月18日読了。メディアが支配する近未来の新宿で、かつてアイドルだったアンドロイド・ユイは街にはびこる「麻薬テク」を一掃すべく孤独な戦いを続けるが…。「超常能力を持つ、戦う美少女」というイメージは世界の(ひょっとしたら、日本だけの)共通の集合的無意識なのか?妙に性急な語り口に「よくあるバイオレンスSFアクション小説か」と思っていたら、なるほどその「ありがち感」がこの小説のトリックだったのか。メディアやアイドルの仕組みを解くディテールの細かさと北斗の拳のザコキャラそのままの「麻薬テクジャンキー」の描写のなげやりさも面白い。多作な作家のようで、この人の作品をもう少し読んでみよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ小説
感想投稿日 : 2015年2月19日
読了日 : 2015年2月18日
本棚登録日 : 2015年2月19日

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