Menina Books»
よい!と思った本を中心に。
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話題の本ですね。意外におじさんたちに売れていると新聞で読んだ。日本中にいる「おじさん」を分類・図録化、まさに「図鑑」。なんてったって秀逸なのはイラスト。「あぁ~いるいる!」って絶対、みんな、つぶやきます。
「おじさん」って言っても、50代以上かな。40代はまだ「おじさん若葉マーク」なんだろうか。
う~ん、でも、「だから何なんだ?」って感じの本ではあった。この本を読んで役に立つことは、たぶん、ひとつもない。
2012年05月22日
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読み終わった
(2012年05月22日)
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旧体制下のソ連。自分以外の他人はだれ一人として信用できない。国家保安省の捜査官である主人公は、体制は理想国家への最適な道と信じて疑わず、反する者は容赦なく逮捕・拘留していた。…が、ある事件をきっかけに信じていたものすべてが揺らぎだす。そこに、さらに事故と遺族を無理やり説得した少年の遺体に酷使した状況の子どもの他殺体が見つかり…。
主人公の自己再生や夫婦関係の再生も組み入れ、そのうえ不気味な連続殺人事件、それを追う主人公はまさに孤立無援という濃密な物語。
ミステリは寝食忘れてしまうので最近はあえて避けているが、時々どうしても我慢できなくなり手を出してしまう。だからこそ本当に没頭できる作品を読みたい。この本はまさにぴったり。難点は、どうしてもシリーズ次作が読みたくなること。
2012年05月19日
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小説
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読み終わった
(2012年05月19日)
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友人宅にときどきお呼ばれすると、その盛りつけがいつも「なにかちょっとかわいい」ので、感心する。さすが元CA。
マネしたくても、センスのない私にはなかなか…と思っていたところに出あった本。なるほど!と言いたくなるコツを教えてもらった気分。レシピもちゃんと巻末に載ってはいるけど、この本の主役はあくまで「盛りつけ」。食器も、ごく普通のものばかりを使っている点も、よい!
2012年05月15日
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料理
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読み終わった
(2012年05月15日)
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『野生の呼び声』などで、ジャック・ロンドンの名は聞いたことはあったものの、手に取る機会を逸していた。本書は知人のブログで興味をひかれて読んだ。短編集であり、それぞれ「生きること」を問うている。
物語のあまりの厳しさに目を背けたくなることが多々あるが、それでも吸い寄せられるようにページをめくった。
多くの人が感想を述べているように、私も表題作「火を熾す」に圧倒された。もうひとつは年をとったボクサーが、飢えて自分の帰りを待つ家族のためだけに試合に臨む「一枚のステーキ」。一枚のステーキを食べることができたら、もう少し力に自身を持てて試合に挑むことができるのに…。そしてその試合はどうなるか。
ところで、読む者がつい入り込んでしまう物語ばかりなので近代の人かと思ったら、なんと19世紀末の作家だったロンドン。傑作は時空を超えるのだ。
2012年05月13日
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小説
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読み終わった
(2012年05月13日)
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ピュアで過激で、スイートで苦い青春物語。
シモン・ボリバルの「一体どうやってこのラビリンスから抜け出せばいいんだ?」という言葉がキーになる。まっすぐラビリンスに突っ込み突き抜けていった魅力的なアラスカと、アラスカのせいで深いラビリンスに迷い込む語り手のバッジとカーネル。
突拍子もないアラスカと、彼女を見つめるバッジが主人公だけれども、この物語では誰にも「それぞれのラビリンス」があることが感じられるのがよい。それまではわき役だった友達のタクミの存在が後半になってぐっと強くなったとき、物語の厚みも増した。
ほんの数行しか登場しないアラスカのお父さん。ルーマニアから移民してきたバッジの彼女。生徒の敵にみえて実は…の厳格な先生。
それぞれがそれぞれのラビリンスで模索しながら手探りで、道を進んでいる。
2012年05月13日
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小説
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読み終わった
(2012年05月13日)
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「はたらく」ってどういうことなのか、私も実際働くまで全然わかっていなかった。「就職」の向こうにあるものは曖昧模糊としていて、やたらと疲れる嘘ばかりの不気味な世界が広がっているんじゃないかと思っていた。
本書では「はたらく」、「就職する」とはあなたにとってなんですか、と人事のプロ、漫画家、自由業集団、そしてなんと「矢沢栄吉」に話を聞いている。
どれもおかしみたっぷりで、しかしながらいみじくもきちんと自分で自分の始末をつけてきた人たちの、現実的で哲学的な話ばかりだ。心動かされ、笑い、身につまされる。
今日・明日の就職活動には役に立たないかもしれない。けれど、糸井さんが言うように「詳しそうだったり、大事そうだったりする地図よりも、遠くの灯のほうが、人を力づけられる」役割を果たす本だろう。そして、いま働いている人たちには存外、足元を照らす灯となるのではないだろうか。
2012年05月10日
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くらし
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読み終わった
(2012年05月10日)
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『マミー』、『チズラーズ』に続く、アグネス・ブラウンとその子供たちの物語の第三部にして最終章。これでブラウン家とお別れかと思うとさびしくて、大事に読み進めた。
子どもたちもすっかり大人になり、さまざまなことが現実的な問題としてふりかかってくる。アグネスは心を痛めながらも、「きっとあんたなら大丈夫」というメッセージを、言葉でも、言葉でなくても、しっかりと送り続けるのが素晴らしい。そして、やっぱりアグネスはどこかで子どもは子ども、私は私、ときちんと自分の人生を楽しもうとしているのも素敵。
なにがあってもあんたなら大丈夫よ、そう言える母さんに私もなりたいと思う。
2012年05月06日
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小説
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読み終わった
(2012年05月06日)
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読み終わるのが惜しくなるほど面白かった『マミー』の続編。ゆっくり味わおうと思っていたのに、やっぱり面白くて一気に読み上げちゃった。
愛すべきボケ母さん、アグネスと7人の子どもたちの物語。本作では子どもたちが思春期を迎え、それぞれが決して平たんとは言えない道を歩んでいくことになるだろうことを予感をさせる。
なんとも言えずのんきなアグネスに爆笑を誘われつつも、時にほろり。
物語の最後の一文で涙・涙。「笑いあり涙あり」って、こういう物語のことを言うんだろうなあ。
2012年05月03日
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小説
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読み終わった
(2012年05月03日)
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伊能忠敬、蝦夷へ出立する前の江戸での日々を詩情豊かに描き出す。鳶、猫、桜、蛍、月、雨…一章ずつのテーマに沿って、ゆるゆるり、これは漫画というよりも…なんだろう、グラフィックポエジー?
一歩=二尺三寸、この歩幅を安定させ、歩測で一歩一歩、あらゆる距離を測る。どこに行くにも、つい歩数を数えてしまう。
足下に目を凝らし、蟻や亀の視界を得たと思うと、天を仰いで星を見て、蜻蛉になって江戸を見下ろす…。その異能を見せるがごとく。
読み終わるのが惜しいような一冊だった。
2012年05月02日
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コミック
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読み終わった
(2012年05月02日)
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著者の『住み直す。』に感銘を受け、本書も読んだ。母の入院でとつぜん独り暮らしを余儀なくされた79歳の父。無趣味で何もできない父に…と著者は「切り紙」を勧める。
無口であまのじゃくの父をその気にさせるのは大変だったようだが、一度始めてみると…。
「美しいことをする時間」を持つ。家族と共通の話題ができた。使用するのは新聞紙、広告などなので、身辺のデザインに常に目を光らせるようになった…など、よいことばかりとなった。
「娘の仕事に役立っている」という自負、社会とつながる喜び、作品を仕上げる達成感。いくつになっても人間がいちばんうれしいことってこういうことなのだろうな。
とてもよい本。読んでよかった。
2012年04月29日
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くらし
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読み終わった
(2012年04月29日)
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石巻市の公民館、明友館。津波に追われて、自然発生的に136人の避難所となった。行政の避難所ではない「自主避難所」が、どのように束ねられて動いていったか。そして、ついには「支援を受ける避難所」でありながら「ほかの避難所を支援する」拠点にまでなったのはなぜか??
