Liber mihi opus est»
私には本が要る。
レビュー by 亜綺羅さん
ジッド『狭き門』がモティーフ。
本編最終章。
『狭き門』の視点をジェロームからアリサに変える――そうするとアリサとジュリエットの関係が見えてくるという視点は興味深かった。
一人の男と二人の女、『吊るさられた愚者』の関係にも近いが、それとは違う視点により、二人の女の関係の“変化”がこの物語の根底にある。
『狭き門』アリサは“変化”を恐れ、“不変”である神の道を求めたのだろうか。
流人の不安で緊張する描写の次に、ちょっとコミカルであったりと、人間関係の変化の時期が多く描写される。
心葉は変わるための第一歩を踏んだ事が良く描写される。
涙は心を浄化し“本を通して読者の心を浄化する”『“文学少女”シリーズ』本編は終幕。
レビュー登録日 : 2012年02月13日
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