借りたもの。
この本は全てが「母のせいである」と宣言するものではない。自覚している欠落を認識し、そこから立ち直るための自己啓発本だ。
前半に挙げられている例は極端なものもあるが、自身の経験にも似たものがあり、戦慄する。読んでいて苦痛を伴うが、客観視できる安堵感もあった。
幼い時に感じた違和感、何故そう思ったのか、母は何を考えていたのか――
現代の教育熱心な母親というものは、世間体を気にしてこうした傾向にあるのでは無かろうか……
「母のようになりたくない!」娘の自覚、負の遺産の連鎖への恐怖に共感を覚える。
後半には立ち直り方を段階形式に、具体的な例も挙げている。そしてちょっとした子育ての心得も。
読みやすくて、心構えに最適な本。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
心理学 / 精神医学
- 感想投稿日 : 2014年3月25日
- 読了日 : 2014年3月25日
- 本棚登録日 : 2014年3月18日
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コメント 6件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/03
亞綺羅さんのコメント
2014/04/05
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/07
亞綺羅さんのコメント
2014/04/08
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/09
亞綺羅さんのコメント
2014/04/12