医学生としての自分にとっては、筆者の立場と、登場する医師たちの立場、両方から考えさせられるものがあった。
本書には「先生は医学の面ではプロフェッショナルだとしても、激動の現代に関してはただの年齢相応のおっさんである」というような一節がある。
医学的見地からのみならず、日本の医療制度、社会福祉制度を含めて幅広い面から患者さんにとっての最良の治療は何なのか、患者さんとともに探っていける医師にならねばならないと感じた。
「世界を変えられると思っていた」筆者ではないが、日本の医療や社会福祉に対して提言できる医師になれればと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
医療系
- 感想投稿日 : 2013年8月30日
- 読了日 : 2013年8月30日
- 本棚登録日 : 2013年8月30日
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