鉄道員裏物語―現役鉄道員が明かす鉄道の謎

著者 :
  • 彩図社 (2010年10月22日発売)
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感想 : 15
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App Storeで85円だったので購入。

著者は某大手私鉄勤務の現役鉄道員。今年40歳なので、内容もそこそこ新しめらしい。

■忍錠
鉄道には、多用途で使用されている鍵がある。
その鍵の名は「忍錠」。
電車の乗務員室の扉を開ける際に使用したり、乗客が乗り降りする扉を閉めっぱなしにするなど様々な用途に使用されている。
何よりもこの忍錠、鉄道各社で同じ物を使用しており、1本持っていれば前述のようなことが各社の電車でできてしまう。
→今もなのか?

■電車の免許
営業電車の運転に必要な資格「動力車操縦者運転免許」
運転士は養成期間に10ヶ月近い時間をかける。免許は終身免許。

■駅長さん
現場における駅長ポストは非常に少ない。一般的に誤解されていることは多いが、駅長は駅の数だけ存在しているわけではない。駅長は全駅を数分割した主要駅にだけ存在し、残りの駅には駅長代行として助役クラスや主任クラスなどは勤めているのだ。
→知らなかった!!

一般的に偉いと思われている駅長だが、会社全体から見れば、課長以下の立場とあって意外と肩身も狭い。
→駅の人たちを束ねるのが大変らしい。

■おしながき
電車: 1両あたり1億5,000万円ぐらい。編成売りなので10数億円。
自動改札機: 1台約1,000万円。
券売機: 1台1,500万円。マルチ券売機は数千万円。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2011年7月25日
読了日 : 2011年7月24日
本棚登録日 : 2011年7月24日

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