私は民主党のリベラル思想には馴染めないが(したがってこれまで一度も民主党に投票したことはない)、船橋洋一氏は元朝日新聞であり、民主党にシンパシーをまだ持っている様子。
そういった方がまとめた本ではあるが、中身は、客観的に、公正に民主党政権の何がダメだったのかを検証している。各章の担当者は船橋氏ほど民主党ラブではなく、この「失敗」の教訓は国民すべてが共有してこそ、日本の将来のためになる、という考えを共通して持っているようだ(民主党が復活しようが消滅しようがそれ自体はどうでもいい)。
そういった視点から書かれているので、非常に興味深く、かつ有意義な本になっていると思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2013年11月15日
- 読了日 : 2013年11月15日
- 本棚登録日 : 2013年11月15日
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