化石を軸にした北村雄一氏のわかりやすい生物の話。
オドントグリフスは軟体動物で確定とのこと。
三葉虫が鋏角類だというのはこの本での新事実。wikipediaなどではまだそこまで踏み込んだ記述になっていない。本書では「鋏角類の代表的なものが三葉虫」(224ページ)と言い切っているので、何か新しく決定的な根拠があるのだと思う。
恐竜絶滅は隕石説を改めて詳説。故金子隆一氏がこだわっていたマントルプリューム説は「マイナーな仮設」としている。
石油は生物由来説と地球の材料説の2つがあったが、主に白亜紀に海底に堆積したプランクトンの死骸によってできた、文字通りの化石燃料であることを示している。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2013年9月26日
- 読了日 : 2013年9月26日
- 本棚登録日 : 2013年9月26日
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