レビュー by 木下慶彦さん
2兆円の裏に隠された真実と言う体で。
日本一の広告費100億円超をかけてテレビ・出版社などマスコミの情報操作をして実状を隠していると言うトヨタを企業ミシュランの渡辺さんが切る。
(ちなみに広告費と言えば携帯電話などがかかってそうだがKDDIで45億円)
元勤務者などに聞いた事実ベースで書いてある。どこの会社も実状は黒いものだが
臨場感のある形で聞くと、なんとも言えない。
最も印象に残ったのは
トヨタがジャストインタイムの名前で知られる効率的なラインを実現するのに
有名な『業務改善シート』
これが毎月提出で、内容如何で500円〜のお金出るが、業務時間外扱い。"残業代"は出ない。
グループで取り組む場合などもあるが、やはり"残業代"が出ない。
実際にそのシートのコピーがこの本にも載っているが、30分や1時間で終わるような
内容ではない。これはすごいことだと思った。
その他も以下に記すような事実はある。
・・それでも。
あれだけの利益。今、世界で勝負出来る数少ないメーカー。と言うのはすごい。
やっぱり大衆的にはトヨタはイイ会社である。
その他。トヨタの真実。ネタバレも含みます。
・低い給料水準(利益の割りに)
・娯楽の無い名古屋で本当に4畳半の寮(東京に帰りたいとの声も)
・3交代(徹夜三回)などが当たり前の風土から来る過労死
→過労死が出た際に遺族が労働組合を強くして従業員の声を
聞き入れる署名集めるも、クビや左遷につながると恐れみんな嫌がる。
豊田市にみんな住んでいるのでそれもあり、そのけん制がより強い。
・トヨタの社員は優秀。
他の自動車メーカーと取引あるデンソー社員に言わすと、他のメーカーで気付かない細かなことも気付く提案型営業。
・デンソーからの出向者へのパワハラ
デンソーの役員とトヨタの課長は同レベルの扱い。
そんな上下関係が存在し、デンソーからの出向者は非常に肩身の狭い
パワハラ状態が起こる。
・現地法人の従業員に対する仕打ちが問題で世界中で巻き起こる反トヨタキャンペーン
しかし、日本人はメディア操作により知らない。
レビュー登録日 : 2007年11月11日
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