企業分析入門 第2版

  • 東京大学出版会 (2001年12月17日発売)
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企業分析の名著。体系的な解説と事例もふんだんに盛り込まれており、非常にわかりやすい。


《メモ》
・売上粗利は製品サービスの価格プレミアム、調達生産プロセスの効率性の二つの要因で決定される。
・販管費は差別化を達成するために必要な活動に左右される。ブランド化を行う際はペイしているか確認することが必要。
・経営戦略分析 業界分析と競争戦略分析をつうじて業績予測を行う。
・既存企業内の競争。産業の成長率、集中度と競争業者のバランス、差別化と切替費用、規模の経済、退出障壁などによって左右される。
・将来予測における決定要因、予想売上高が常にそのひとつ。もう一つが売上高利益率。またある場合はキャッシュフロー。
・株価収益率が高い→今のROEが一時的
低い→ROEは維持
・企業買収の動機①規模の経済の利用 ②ターゲット企業の経営改善 ③補完的な資源の結集
④税制上の利益の獲得 欠損金の獲得 ⑤財務的制約が強いターゲット企業に対する低コスト資金の提供 新しい好成長企業など。 ⑥生産物市場のレントの拡大。
・好成長企業は配当性向を低く抑えるべき。再投資には内部的に獲得された資金を使用すべき。資本市場の制約から受けるコストを最小化できる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 名著
感想投稿日 : 2016年9月20日
読了日 : 2016年9月20日
本棚登録日 : 2016年9月20日

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